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ゴールドマンが予期せぬ1.5p利上げの影響分析-インフレ突発を想定

  • ドル相場を4%押し上げ、株価を9%押し下げる結果になりそうだ
  • ゴールドマンのモデルでは景気後退リスクは今年5ポイント上昇

米銀ゴールドマン・サックス・グループのモデルによれば、連邦公開市場委員会(FOMC)が1.5ポイントという予期せぬ利上げに動けば、米国の10年国債利回りを45ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)、ドル相場を4%押し上げ、株価を9%押し下げる結果になりそうだ。しかし、予想される金融の動きに伴う影響は「はるかに小さい」としている。

  FOMCが今年に入り計0.75ポイントの3回の利上げを決定する中で、10年国債利回りは年初来で60bp余り、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は4%既に上昇し、S&P500種株価指数は1.5%下げた。

  FOMCの今後の追加利上げ幅は最大1ポイントで、1四半期で0.25ポイントという過去1年の利上げペースが加速する可能性はほとんどないと多くの専門家が考えており、10月初め以降の金融市場のボラティリティーの高まりもあって、2019年の利上げ休止の可能性が今や市場の観測の焦点となっている。よりタカ派的なシナリオは、歴史的に逼迫(ひっぱく)した雇用市場がある時点で突発的なインフレ高進を引き起こすという見通しに重点を置く。

  ダーン・ストルイベン氏を含むゴールドマンのエコノミストらは25日のリポートで、「われわれの経験則によると、失業率の1ポイント低下は賃金の伸びを0.35ポイント押し上げるが、コア個人消費支出(PCE)価格指数は0.1ポイントとより緩やかな上昇にとどまる」と指摘した。PCE価格指数は、FOMC参加者がインフレ指標として重視している。

  ゴールドマンのモデルによれば、2年の予想期間におけるリセッション(景気後退)リスクは26%と主に金融情勢の引き締まりの影響で今年に入り5ポイント上昇したが、なお平均を下回っている。3年の予想期間では、リセッションリスクは43%と「歴史的平均をわずかに上回る」という。

Tightening Again
So Many Factors...

原題:Goldman Models Impact of Rate-Shock Scenarios on Markets (2)(抜粋)

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