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サルビーニ伊副首相、19年財政赤字目標見直しに寛容な姿勢示唆

  • 財政赤字目標について誰も「固執」してはいない-サルビーニ副首相
  • イタリアは債務懸念で欧州委員会から制裁を受ける恐れ

イタリアのサルビーニ副首相は2019年財政赤字目標の見直しに寛容な姿勢を示唆した。同目標はポピュリスト政権の選挙公約実現に向けた歳出を巡る欧州連合(EU)との対立の焦点。

  サルビーニ副首相はイタリアの通信社ADNクロノスに対し、国内総生産(GDP)比2.4%の赤字目標は変更不能かとの質問について「誰もこれに固執していないと思う。国を成長させる予算であれば、2.2%でも2.6%であってもよいだろう」と発言。「問題は小数点以下の問題ではなく、真剣さや具体的かどうかという問題だ」と述べた。また、重要な選挙公約の1つである退職年齢引き下げのための年金改革が来年2月に発効する可能性があるとも述べた。

  右派政党「同盟」の書記長を務めるサルビーニ副首相と反エスタブリッシュメント(既存勢力)政党「五つ星運動」の党首であるディマイオ副首相はこれまで、財政赤字と成長の目標を堅持し、EUの行政執行機関である欧州委員会と対立しており、同委はイタリアの債務を巡る懸念から同国に制裁金を科す可能性もある。

  サルビーニ、ディマイオ両副首相は26日夜、福祉給付や減税、年金改革の財源確保を目指す予算案についてコンテ首相と会談する予定。コンテ首相は週末にブリュッセルで、予算案についてユンケル欧州委員長ら欧州の首脳への説得を図っていた。


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コンテ伊首相

写真家:Marlene Awaad / Bloomberg

原題:Italy’s Salvini Signals Possible Offering to EU in Budget Spat(抜粋)

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