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債券上昇、世界経済先行き懸念で買い優勢-長期金利3カ月ぶり低水準

更新日時
  • 長期金利0.085%、新発20年債利回り0.60%とともに8月以来の水準
  • 世界的に債券需要が高まっている面ある-岡三証

債券相場は上昇。長期金利は3カ月ぶりの低水準を付けた。世界経済の先行き不透明感が強まる中、前週末の米長期金利低下の流れを引き継ぎ、買いが先行。日本銀行が実施した長期国債買い入れオペが無難な結果となったことも買い安心感につながった。

  • 長期国債先物12月物は前営業日比7銭高の151円13銭で終了
  • 新発10年物352回債利回りは、日本相互証券の前営業日午後3時の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.085%、8月22日以来の水準
  • 20年物166回債利回りは0.5bp低い0.60%、新発債として8月22日以来の水準

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 世界経済の減速懸念に変わりはなく、原油安の進行も相まって世界的に債券の需要が高まっている面ある
  • 今日の国内市場は円安・株高の展開で慌てて円債を買わなくてもいい状況だが、積極的に売る動きがない中で需給的にはかなりタイト
  • ただ、日銀が大幅な利回り低下を容認するかという部分は疑問が残り、20年利回り0.6%と30年利回り0.8%を割り込む水準では相場が重くなるとみる

背景

  • 23日の米10年物国債利回りは前営業日比2bp低い3.04%程度
  • 23日の原油相場は急落。ロンドンICEの北海ブレント価格は1年ぶりに60ドルを割り込んだ

日銀オペ

  • 残存期間5年超10年以下と10年超が対象
  • 買い入れ額は5-10年4500億円、10ー25年1800億円、25年超500億円に据え置き
  • 応札倍率は5-10年が2.25倍、10-25年が3.72倍、25年超が3.87倍と、それぞれ前回を上回る水準
  • 岡三証の鈴木氏
    • 10年ゾーンはしっかりというイメージ
    • 超長期はやや弱めの結果だったにもかかわらずその後は買い進まれており、市場で売られずに日銀の吸収で済んだという解釈か
    • 日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.145%-0.105%0.085%0.600%0.815%0.965%
前営業日比 横ばい 横ばい-0.5bp-0.5bp-0.5bp-0.5bp
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