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ECB:景気の脆弱性を認識、2021年含む最新見通し待ちー議事要旨

  • ECB、10月24-25日の政策委員会議事要旨を公表
  • 保護主義への懸念認めつつ、米輸入好調が相殺する可能性を指摘

欧州中央銀行(ECB)当局者らは10月24、25両日の政策委員会で、景気に関する「不確実性と脆弱(ぜいじゃく)性」を認める一方で、ユーロ圏の域内経済の強さが持続するとの信頼を損なうには至っていないとの見解で一致した。ECBが22日、この議事要旨を公表した。

  議事要旨は「入ってくるデータは予想よりも幾分弱いものの、全体としては現在進行中の広範な景気拡大と整合している点を強調する必要がある」とした上で、2021年の見通しを初めて含める最新の経済予測が12月に公表されれば、「より踏み込んだ判断の機会が得られるだろう」との認識を示した。

主な内容は以下の通り

  • 多大な不確実性と脆弱性にさらされている環境において、金融政策に関する継続性と安定性が特に求められる
  • ユーロ圏の経済成長に対するリスクが下方向に傾いていると考える多数の理由があるとの発言もあったが、政策委員会は最終的に、「おおむね均衡している」との文言を維持することを決めた
  • 保護主義のリスクに対する懸念を認めつつも、「より開放的な」経済への悪影響は、「米国をはじめとする現時点の輸入好調」によって相殺される可能性があるとの見解も示した
  • 企業はこれまでのところ、賃金上昇を利幅を削ることで吸収し、消費者物価インフレへの波及を抑制してきたが、利幅を無限に削ることはできない

原題:ECB Waits for 2021 Projections While Noting Economic Fragilities(抜粋)

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