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ESG投資家が敬遠する日産株-不祥事は起こるべくして起きたのか

  • 企業統治指標で日産は自動車会社最下位-サステインアナリティクス
  • 「竜巻警報並みのリスクの高さ」-モーニングスターのへール氏

現職会長が逮捕された日産自動車の株価急落で影響を受けなかった投資家もいた。「ESG」、つまり環境と社会、ガバナンスを重視するファンドや上場投資信託(ETF)だ。

  モーニングスターの持続可能な投資調査責任者ジョン・へール氏の調べによれば、直近の届け出に基づくと、国際投資をしている米ESGファンド・ETF60本のうち、日産株を保有していたのは5本だけ。日産との「アライアンス」を組むフランスのルノーは18本だ。

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カルロス・ゴーン容疑者

フォトグラファー:Simon Dawson / Bloomberg

  ガバナンスに関する評価の低さで日産株が敬遠されていたようだとへール氏は説明する。

  データ提供のサステインアナリティクスによるランキングでは、ガバナンス指標で世界的な自動車会社41社の中で日産は最下位。日産はカルロス・ゴーン容疑者の会長・最高経営責任者(CEO)職を通じた長期統治やルノーの大きな影響力、独立した報酬委員会がなかったという問題を抱えていた。

  へール氏は「竜巻警報並みのリスクの高さだ。つまり、スキャンダルが起きる条件はそろっていたということだろう。強力かつ適切なコーポレートガバナンス(企業統治)の慣行があれば企業がこうした事態に陥る可能性は低下する」と述べている。

原題:Red Flags at Nissan Kept Majority of ESG Funds Away From Fall(抜粋)

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