ゴーン会長解任動議、日産自取締役会で意見分かれる

  • 容疑に関する情報は不十分、取締役らは投票を決めかねているとの声
  • 22日の取締役会、ゴーン会長とケリー代表取締役の解任案を協議

The Nissan Motor Co. logo.

Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

日産自動車の取締役会では、逮捕されたカルロス・ゴーン容疑者の会長職を巡って意見が分かれている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。会長解任の是非を問う採決まで、24時間を切った。取締役らは逮捕に至った不正行為について、これまでに入ってきた情報が少な過ぎると話しているという。

  9人で構成される同社取締役会は日本時間22日午後に、会長解任の動議を採決する予定だ。日産自の最大株主であり、同社と世界最大の自動車連合を組む仏ルノーは、容疑について詳しい情報を待っていると述べ、暫定最高経営責任者(CEO)を指名した。

  日産自の西川広人社長はゴーン容疑者が逮捕された19日、数カ月に及ぶ内部調査の結果、報酬額の過小報告と会社資金の不正使用が明らかになったと記者会見で説明した。その時点で西川氏は、同社はゴーン容疑者の会長解任に動くことになるだろうと述べていた。

  しかし取締役会メンバーの1人はブルームバーグ・ニュースに対し、捜査に関する情報は不十分だと述べ、22日はどのように投票すべきか取締役らは決めかねていると話した。容疑の詳細が明らかにならない限り、ルノー出身の取締役らはゴーン会長解任を支持しない可能性があるため、全会一致で解任を決定することは難しいだろうと、事情に詳しい関係者は話した。取締役および関係者は会社の方針を理由に匿名を条件として話した。  
  
  東京地検特捜部はゴーン容疑者と同時に逮捕された代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者についても、捜査を続けている。NHKが21日報じたところによると、両容疑者はさらに10日間勾留される。

  日産自の広報担当者は取締役会での協議内容についてはコメントしなかったが、22日の会合ではゴーン、ケリー両氏の解任が提案されると述べた。

原題:Nissan Board Is Said to Be Divided Over Whether to Dismiss Ghosn(抜粋)

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