コンテンツにスキップする

EU:イタリアに制裁科す第一歩踏み出す、予算案は規則違反と判断

  • ユーロ圏諸国の支出計画の年次審査結果を欧州委が公表
  • 「特に深刻な違反」に相当、「過剰財政赤字手続き」にも

欧州連合(EU)は21日、イタリアのポピュリスト政権の支出計画がEUの財政規則に違反しているとの判断を示した。イタリアに制裁を科す第一歩を踏み出した。

  EUの行政執行機関である欧州委員会は、イタリアの2019年予算案が、EU規則に対する「特に深刻な違反」に当たると判断した。ユーロ圏諸国の支出計画の年次審査結果を明らかにした。

  EUの懸念を背景に前倒しで公表されたイタリアの債務に関する報告では、欧州委は同国が債務規則を順守していないと断定。これはいわゆる「過剰財政赤字手続き」につながり、イタリアが制裁を科される可能性がある。EUは過去に他の加盟国に対して同手続きを開始したことはあるが、過剰債務が理由ではなく、実際に制裁に至った前例もない。

  欧州委のドムブロフスキス副委員長は準備原稿で「過去数年に、イタリアは経済を安定させ、成長と雇用創出に回復する方向で前進した」とし、 「今日の不透明感の高まりは、その進歩を損なうリスクがある」とコメントした。

  イタリア国債は21日に値上がり。ローマ時間午後0時30分現在、10年債利回りは8ベーシスポイント(bp)低下。イタリア政府が2019年予算の修正に合意するとの期待が背景にある。

How to Sanction a Euro Region Budget Rebel

Source: European Commission

原題:EU Escalates Clash With Italy’s Populists, Who Risk Budget Fines(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE