MUFG:逆イールド予想撤回-19年米利上げ1回か、ゼロも想定

  • 当局が利上げ停止なら、逆イールドの可能性消えたことを意味する
  • パウエル議長就任以降の利上げで「副次的なダメージ」が積み上がる

米連邦準備制度は近いうちに利上げ停止ボタンを押す可能性がある。これは、イールドカーブのフラット化がほぼ終わりであることを意味する。MUFGセキュリティーズアメリカのストラテジスト、ジョン・ハーマン氏はこう考え、イールドカーブが逆転するとの予想を撤回した。

  1年余りにわたりフラット化の流れを正しく予想してきた同氏は数カ月前まで、逆イールドを予想していたが、今は経済への逆風が連邦公開市場委員会(FOMC)に引き締めの度合いについての再考を迫ると考えている。

  FOMCは9月公表の経済予測で、今年4回目となる12月に加え、2019年には計3回の0.25ポイント利上げを見込んでいた。しかし最近の発言は、当局者らの見解が変わりつつある可能性を示唆している。市場も来年の利上げ幅予想を0.32ポイントに圧縮した。今月は0.5ポイント強が織り込まれていた時期もあった。

  ハーマン氏は20日のリポートで、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の就任以降の計3回の利上げによって「副次的なダメージ」が積み上がっているとし、米成長鈍化の兆しの中でFOMCは利上げのぺースを落とさざるを得ないだろうと指摘した。

  MUFGは基本シナリオとして、今年12月の後は19年に1回、20年に1回の利上げを想定しているが、それよりもさらにハト派的な軌道もあり得るとみている。MUFGのモデルは19年に1回も利上げがない可能性もあることを示唆しているという。

  ハーマン氏は電子メールで質問に答え、当局が利上げを停止するなら、それは逆イールドの可能性がなくなったことを意味すると回答した。

原題:MUFG Scraps Curve Inversion Call as ‘Collateral Damage’ Mounts(抜粋)

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