過去の借金が圧迫、S&P500種一段安も-社債市場のストレス悪化

  • S&P500の信用スプレッドへの感応度が高まっている-UBS
  • 高債務企業の株価はいわゆるモメンタム銘柄以上に下がっている

米株式市場は過去の借金に押しつぶされようとしている。このところのS&P500種株価指数の動きを分析すると、割高になっていたテクノロジー銘柄の下げだけではなく、大きな債務負担を抱える企業が売られていることが分かる。

  米投資適格社債のスプレッドは週間ベースで2016年以来の大幅拡大となり、高利回り債は1年余りで最長の下げ局面を記録。株売りはこうした中で加速した。景気拡大期が長くなり信用環境が引き締まり始めるのに伴い、米企業の信用力への懸念が浮上。これが株と債券の双方を圧迫している。

  UBSセキュリティーズの株式デリバティブ(金融派生商品)責任者レベッカ・チョン氏はリポートに「S&P500種の信用スプレッドへの感応度が最近高まっている。投資家がその意味するところに気付き始めていることがうかがわれる」と記し、「S&P500種は現在の社債市場の弱さに追随してさらに下落する余地がある」との見方を示した。

  米国株が9月に最高値を更新してから、高債務企業の株価はいわゆるモメンタム銘柄以上に下がった。高債務企業株のリターンは8四半期連続のマイナスに向かっており、こうした企業から成る指数「ブルームバーグUSピュア・レバレッジ・ポートフォリオ」は09年以来の低水準となっている。

  これに対し、ゴールドマン・サックス・グループがまとめたバランスシートの強い銘柄のバスケットは年初来で2%上昇と、財務の弱いグループに5ポイント余りの差をつけている。

Two Months To Forget

Stocks of S&P firms with various credit ratings have been in the red since Sept.

Source: Bloomberg

原題:Past Debts Come Due for U.S. Stocks as Credit Stress Swells(抜粋)

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