コンテンツにスキップする

債券は小幅安、流動性供給入札結果受け売り優勢に転じる

更新日時
  • 流動性供給入札は市場の想定より悪かった-三菱UFJ信託銀
  • 超長期債は利回り低下が進む中でオペ減額が意識されやすい-岡三証

債券相場は小幅に下落。需給環境の良好さを背景に超長期債を中心に買いが先行した後、この日に実施された流動性供給入札の結果が弱かったことから売り優勢の展開に転じた。

  • 長期国債先物12月物は前日比2銭安の151円06銭で終了
  • 30年物60回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より1ベーシスポイント(bp)低い0.815%と、新発債として8月以来の低水準を付け、その後0.83%まで上昇
  • 新発10年物352回債利回りは午後に0.5bp高い0.095%に上昇

市場関係者の見方

三菱UFJ信託銀行資金為替部の鈴木秀雄課長

  • 流動性供給入札では最大利回り格差が0.001%程度と予想されていたが、0.003%と思ったより悪く、午後は売りが優勢になった
  • ただ、世界的にはリスク回避の流れが根強いので、日本国債相場は高値警戒感にもかかわらず、当面もみ合いが続くとみている
  • 需給面でも、銀行勢は高値とみて売りたくても売れないほど、もう売り切っている。やはり日銀の国債買い入れによる吸収の影響が大きい

  
岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 超長期債、特に30年債や40年債など出遅れ感があるゾーンには買いが入った
  • 午後は連休を控えた持ち高調整や流動性供給入札の応札倍率が下がったことでやや売りが優勢になった
  • 超長期債は利回り低下が進む中でオペ減額が意識されやすい。20年債は来年度の発行減額の話も出ており、10-25年オペはいつ減額されても不思議ではない

背景

  • 流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下が対象)
    • 応札倍率は2.59倍と、同年限の前回入札2.93倍から低下
    • 最大利回り格差は0.003%、平均利回り格差は0.001%
    • 過去の流動性供給入札の結果

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.145%-0.105%0.095%0.610%0.825%0.975%
前日比 横ばい 横ばい+0.5bp+0.5bp 横ばい-1.0bp
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE