米国株が大幅続落、原油が年初来安値

更新日時
  • エネルギー、小売り、ハードウエアなど幅広い銘柄が売られる
  • WTI原油は6%余り下落、バレル当たり53ドル台
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

20日の米株式相場は大幅続落。原油の大幅安がエネルギー銘柄への打撃となったほか、アップルをはじめとするハードウエア銘柄が連日の下げとなった。年末商戦を目前に控えて小売株も売られた。米国債は総じて小動き。

  • 米国株は大幅続落、エネルギーやハードウエア銘柄の下げ目立つ
  • 米国債は総じて小動き、10年債利回りは3.06%
  • NY原油は大幅反落、年初来安値を更新-在庫増加ペースを懸念 
  • NY金は反落、株式から現金に資金移動

  主要3株価指数はいずれも下落。S&P500種株価指数は一時、9月の高値から10%余り下落する場面もあった。世界株安の流れが広がる中、ナスダック総合指数は8月に付けた直近の高値から14%近く下げ、ダウ工業株30種平均は500ドル余り値下がりした。

  S&P500種は前日比1.8%下落の2641.89。ダウ平均は551.80ドル(2.2%)下げて24465.64ドル、ナスダック総合指数は1.7%安の6908.82。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは横ばいの3.06%。
  
  ニューヨーク原油相場は大幅反落。原油在庫が需要を超えるペースで増えていると懸念される中、年初来安値を更新した。トランプ米大統領はこの日、原油価格を低く維持するようにとの要求にサウジアラビアはこれまで「応じてきた」と述べ、サウジによる減産の可能性に疑問を投げ掛けた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は3.77ドル(6.6%)安の1バレル=53.43ドル。ロンドンICEの北海ブレント1月限は4.26ドル下げて62.53ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.3%安の1オンス=1221.20ドル。ゴールドマン・サックスは、投資家に現金保有を増やすことを推奨した。RBCウェルス・マネジメントのマネジングディレクター、ジョージ・ジロ氏はリポートで、金の上昇は「一時保留になった」かもしれないと指摘。「現金確保を急ぐ株式市場の動きがポートフォリオに影を投げ掛けている」と説明した。

  コモンウェルス・ファイナンシャル・ネットワークの最高投資責任者、ブラッド・マクミラン氏は「急速な反発やはっきりした反発がまだないということは、市場がまだ適正値を探っているということの表れだ」と指摘。「ただ、ここで底入れしつつある兆候だといいのだが」と話した。

  この日はアップル、ターゲット、ユニオン・パシフィック、デボン・エナジーなどの下落率が大きかった。

原題:Tech Weakness, Plunging Oil Combine to Sink Stocks: Markets Wrap(抜粋)
USTs Steady Despite Oil Plunge, Stocks Slide; Energy, Tech Weigh
Investors Flee Oil as Stock Rout, OPEC Doubts Turn Up Pressure
PRECIOUS: Gold ETF Holdings Rise to 14-Week High as Stocks Drop

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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