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トランプ氏、サウジ擁護を表明-カショギ氏殺害より重要と示唆

更新日時
  • すべての事実を知ることは決してないかもしれないートランプ氏
  • 共和・民主両党の議員からは直ちに反発の声

トランプ米大統領はサウジアラビア国籍のジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の殺害をムハンマド皇太子が指示したかどうかにかかわらず、同国と米国の関係が悪化することは望まないと述べた。

  トランプ大統領は20日、「アメリカ・ファースト!」と題した異例の形式の声明を出し、サウジはイランに対する防衛線であり、米国から巨額の兵器やその他製品を購入していると指摘。カショギ氏に対する「おぞましい犯罪」よりも、この点の方を重要視していることを示唆した。カショギ氏は米紙ワシントン・ポストにコラムを寄稿するジャーナリストで、サウジ皇太子を批判していた。

  「世界はとても危険な場所だ」とトランプ氏は声明で警告。「この悲劇的な事件を皇太子が事前に知っていた可能性は十分にあるかもしれない。知っていたかもしれないし、知らなかったかもしれない!そうは言っても、ジャマル・カショギ氏の殺害についてすべての事実を知ることは決してないかもしれない」と付け加えた。

  トランプ氏はこの後、フロリダ州で感謝祭の休暇を過ごすためにホワイトハウスを出発する際に記者団に対し「われわれが彼らとの関係を断てば、原油価格は急騰するだろう」と指摘。米国の利益が危機にさらされていることを考えると「私にとっては極めて単純な方程式だ」と述べた。

  共和・民主両党の議員からは直ちに反発の声が起きた。議員らは数週間にわたりカショギ氏殺害やムハンマド皇太子が関与した疑いがあることを批判していた。これまでで最も確固としたサウジ擁護を表明した今回のトランプ氏の声明は、議会との長期的対立につながりそうだ。議会はサウジに対し制裁を含めた独自の措置に動く可能性もある。

原題:Trump Says U.S. to Stand by Saudis Despite Khashoggi Killing(抜粋)

(4段落目以降に記者団への発言や議員の反応を追加します.)
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