日本株に弱気貫いたヘッジファンド報われる、今年のリターン10%

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  • ホースマン・キャピタルのマコナヒー氏が運用する日本株ファンド
  • 皆が一つの方向に行っているときに別の道を進むのは面白い体験

Photographer: Tomohiro Ohsumi / Bloomberg

Photographer: Tomohiro Ohsumi / Bloomberg

日本株に対する弱気の姿勢を貫き、業界の中でやや孤立していたヘッジファンド運用者のシャノン・マコナヒー氏はやっと報われた。

シャノン・マコナヒー氏

Source: Horseman Capital Management Ltd.

  ロンドンを本拠とするホースマン・キャピタル・マネジメントで同氏が運用する4800万ドル(約54億円)規模の日本株ファンドは、今年1-10月の運用成績がプラス10%となった。

  ユーリカヘッジがモニターしている日本株ロングショート戦略ヘッジファンドの中で、これは2位の成績に相当する。そうしたファンドの成績は平均でマイナス4.2%。成績がプラスのファンドは3分の1にすぎない。

  2012年から17年までの6年間のうち5年は、日本株への資金動向が純流入だった。TOPIXは12年初めから17年末までに150%上昇したが、今年は約10%下落している。

  15年12月に外部資金の受け入れを開始したマコナヒー氏のファンドの日本株に対する弱気は生半可なものではなかった。ファンドの開始以降、資金の約80%を空売りに投じるという徹底ぶりだ。

  マコナヒー氏によると、ファンドは地方銀行と中規模の小売企業、不動産会社を空売りしてきた。最近になって工作機械メーカーを加えたという。同氏は個別企業名には言及しなかった。

  「皆が一つの方向に行っているときに別の道を進むのは心理的に面白い体験だ」と同氏は電話インタビューで語った。「今は銀行危機や不動産会社のロールオーバーに向かっているので、日本株のロングには魅力がない」のだそうだ。

原題:Hedge Fund Bear Vindicated With 10% Gain Shorting Japan Stocks(抜粋)

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