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メイ英首相降ろし頓挫か、離脱強硬派の勢いが明らかに失速

  • 離脱強硬派は不信任投票に必要な48人を集められていない
  • 離脱案採決後に不信任投票をした方がよいとの見方も

メイ英首相降ろしが頓挫しつつあることを示す証拠が増えている。

  保守党党首のメイ首相の不信任投票には最低で保守党議員48人が書簡などを提出する必要がある。先週遅くの時点ではメイ首相の離脱案への反発が強まり、48人は確保可能とみられていた。

  しかし、事情に詳しい関係者によると、離脱強硬派は48人を集めることができず、明らかに勢いを失ったようだ。

  ある段階で離脱案への反発は違う方向に向かったとみられる。メイ首相に反発するリーダーの1人は、保守党議員50人強が書簡を提出すると言っていたにもかかわらず、実際にそうしなかったと述べた。ベテランの離脱強硬派の1人は、リーダーらが戦術を間違えたと指摘した。

  さらに、まだ不信任投票に最善の時期ではないかもしれないと主張する人もいる。保守党のクリスピン・ブラント議員は自身の下院オフィスでのインタビューで、「ある時点で48人に達し、採決が行われると私は予想している」とした上で、「合意案の採決後に不信任投票を行ったほうが良いと言えなくもない」と述べた。

  状況はまだ非常に流動的なため、メイ首相が反乱を鎮圧したとは言い切れないが、さらなる難関が待ち構える中、メイ首相はとりあえず安堵のため息をつけそうだ。

  英議会は12月初めにメイ首相の離脱協定案を審議する予定だが、議員らは総じて否決の意向を示しており、下院通過は極めて難しい情勢だ。

原題:Bid to Topple Theresa May Falters as Brexiteer Revolt Struggles(抜粋)

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