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武田薬、ドル建て債発行に迅速に動く-シャイアー買収関連で

  • 同社は75億ドルのローン契約を既に締結している
  • ローン310億ドルの借り換え計画でドル建て債発行は最終段階か

武田薬品工業のドル建て債発行はシャイアー買収資金向けの310億ドル(約3兆4900億円)に上るローンの借り換え計画における最終段階かもしれない。620億ドルでの買収計画は武田薬の財務や信用格付けを圧迫しており、期間364日のこのローンへの対応に迅速に動いた。

  • 7-9月(第2四半期)決算に関する10月31日のプレゼンテーションで、既に75億ドルのローン契約を締結したことなどを明らかにした。
  • 19日に発行条件が決まったドル建て債の期間は2-10年
  • 武田薬は足元の不安定な市場による予定変更はしないと決めていたようだ。英国の欧州連合(EU)離脱関連のニュースで市場が動揺した15日、同社は総額75億ユーロ(約9700億円)の社債発行条件を決定
  • シャイアー関連の起債ではユーロ建ての発行に重点を置くことを決めたのは恐らく低めの利回りを利用するため
  • 武田薬は長期の債券発行を選択しなかった。ユーロ建て債では12年が最長で、ドル建てでは10年が最も長い。これは今後、市況が改善しシャイアー買収が確定した時の追加発行を同社が視野に入れていることを示唆している可能性
  • ブルームバーグの分析データによると、武田薬のユーロ建て債は15日の発行条件決定以降、早い段階で順調だ
  • S&Pグローバル・レーティングはシャイアー買収で武田薬の事業は改善するが、財務への負担も増えると指摘。ただこうした負担は資産売却の加速で緩和される可能性があるとしている。現時点で格付けは据え置いているが、買収手続き完了時に格付けを引き下げる可能性がある。ただ債務軽減に向け大規模な資産売却が行われるなら、格下げは1段階にとどまる見込み

原題:Takeda Moves Quickly to Sell Dollar Bonds for Shire Plc Deal(抜粋)

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