アップル株が弱気相場接近、iPhone需要の懸念強まる

更新日時
  • 19日は4%安の185.86ドルで終了、10月の最高値から20%近く下落
  • 複数のサプライヤーが最新アイフォーンの部品受注減少を示唆

 Photographer: Chris McGrath/Getty Images

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アップルの株価が19日、弱気相場入りに接近した。主力製品の「iPhone(アイフォーン)」の需要が盛り上がらなくなるとの懸念が広がった。

  アップル株は前週末比4%安の185.86ドルで終了。10月3日に終値ベースでの最高値232.07ドルを付けて以来、弱気相場入りの基準となる20%に近い下落を演じている。複数のサプライヤーはアップルが最新アイフォーン用の部品発注を縮小していることを示唆している。11月1日のアップルの決算発表では、販売台数が横ばいだった上、今後はスマートフォンの四半期販売台数の開示を取りやめることを明らかにした。

  同社はスマートフォン市場の失速でも、販売単価の引き上げや、音楽・映画などのサービス事業の増収を通じて引き続き売り上げを伸ばすことができると説明している。だが、アイフォーンのこの10年の躍進に比べてこうした戦略はまだ試されていない。

iPhone Unit Growth Stalls

Revenue increases come from price hikes, services

Source: Company data

  アップル株を保有するルーズベルト・インベストメント・グループのシニアポートフォリオマネジャー、ジェーソン・ベノウィッツ氏は「今の製品が投資家の期待ほど好調でない状況に陥ると、懸念が浮上しそれが増幅される」と指摘。「われわれは過度に懸念しているわけではない。恐らくいつものような雑音にすぎないだろう」と付け加えた。

  20日の日本株市場では、アップルに部品を供給する日本の電子部品メーカー株が売られ、村田製作所が一時前日比4.4%安の1万5565円と反落。ロームも4.4%安の7610円。ジャパンディスプレイも7.7%安の72円まで下げ、連日で上場来安値を更新した。

原題:Apple Nears Bear Territory as IPhone Demand Concern Mounts(抜粋)

(最終段落に日本の関連銘柄の値動きを追記.)
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