スペイン:英EU離脱合意案への支持を保留-事態さらに複雑化

スペインのボレル外相は、同国政府が英国の欧州連合(EU)離脱合意案を支持するには、イベリア半島南端にある英領ジブラルタルの将来的地位をより明確にすることが必要だと主張した。

  同外相は19日にブリュッセルで記者団に対し、「この文書の解釈が明確で、EUと英国の交渉内容がジブラルタルに適用されないことを明示するようにしたい」と述べた。

  25日開催のEU臨時首脳会議を前にしたスペインの意見表明で、秩序だった英離脱合意を取りまとめる作業は一層、複雑化する。

  EUの欧州問題担当相は19日、英国の離脱問題を協議するためブリュッセルで会合を開いた。バルニエEU首席交渉官はEUと英国で先週合意した離脱素案を議論し直すことはないと主張していたものの、スペインは変更を要求。会合の内容について知る関係者によると、スペインはジブラルタルについて、英国の一部ではないため将来に関するいかなる合意も適用できないとし、離脱の移行期間を延長する場合でもジブラルタルに自動的に適用できるわけではなく、事前の取り決めが必要だと論じた。

  ボレル外相は「ジブラルタルを巡る将来の交渉は別途行われる」と記者団に発言。「離脱合意文書にそれが明記され、将来的な関係に関する政治宣言がなされるまで、われわれが合意することはできないだろう」と述べた。

原題:Spain Won’t Back Brexit Deal Without Gibraltar Assurances(抜粋)

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