ECB償還金再投資、いつまで継続か明言急がず-ビルロワドガロー氏

  • 再投資を減らすのは初回利上げの後にするべきだと都内で語る
  • ECBは資産購入の年末終了を12月13日に確認する見通し

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、ビルロワドガロー・フランス中銀総裁は19日、資産購入プログラムの下でECBが購入した債券の満期償還金の再投資をいつまで続けるかについて、明言を急ぐべきではないとの考えを示した。

  同総裁は東京で講演。ECBは12月13日に、資産購入を年末で終了することを確認する見通し。当局は、緩和的政策維持のため購入終了後は満期償還金の再投資を長期にわたって続ける方針を表明してきた。

発言の概要は以下の通り

  • 資産購入は12月で終わる「可能性が極めて高い」
  • ECBが償還金再投資を減らすのは初回利上げの後にするべきだ。従って、再投資終了の時期を12月13日の会合後に明言する必要はない
  • ECBは非常に「実際的な」姿勢を維持し、経済指標次第で金融政策を調整できるようにすべきだ。成長のペースは鈍化したものの、労働市場の引き締まりと名目賃金上昇の加速によってインフレ見通しは「より堅固」になった
  • 必要ならば条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)の再実施を検討することが可能、条件は過去のものとは異なる可能性
  • 中銀にとっての難題は、世界経済が同時拡大から乖離(かいり)へと向かっていることだ。その結果、一部の国には米金利上昇の悪影響が出る可能性がある。保護主義の悪影響は金融政策によって緩和できないし、されるべきでもない

ドラギECB総裁:ユーロ圏の成長持続を予想、貿易リスク悪化でも

原題:Villeroy Sees No Need to Define Reinvestments Length in December(抜粋)

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