【NY外為】ドル下落、FRB副議長がハト派的発言

更新日時
  • 金融政策決定の際は世界経済を考慮に入れる必要-クラリダ副議長
  • ブルームバーグ・ドル指数は週間ベースで5週間ぶりの下げ

16日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要10通貨全てに対して下落。米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が、米金融当局は政策決定に際して世界の経済成長を考慮に入れる必要があるだろうと発言したことが材料視された。週間ベースではポンドとドルの下げが目立った。

  ブルームバーグのドル指数はこの2週間余りで最大の下げ。週間では5週間ぶりの下落となった。同副議長より先に今週はパウエルFRB議長も、海外の需要鈍化や米財政刺激策の効果減退などを挙げ、そうした要因が米経済に逆風となる可能性があるとの認識を示した。トランプ米大統領が中国との貿易問題解決を楽観視しているとの発言が伝わり、リスクテーク意欲が高まる場面もあった。

  ポンドがドルに対して上昇し、一時は0.8%高。メイ英首相が欧州連合(EU)離脱担当省の権限を縮小し、EUとの交渉を首相直属チームが担う体制を敷いた。ポンドは週間では1%余り下げた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%下落。ドルは円に対しては0.7%安の1ドル=112円83銭。一時は0.9%安と、10月26日以来の大きな下げとなった。ユーロは対ドルで0.8%高の1ユーロ=1.1415ドル。  

欧州時間の取引

  ユーロが対ドルで4日続伸。米経済への逆風に触れたパウエル議長の発言に加え、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がユーロ圏の経済見通しに自信を示したことが手掛かり。
 
原題:Dollar Posts First Weekly Loss Since Mid-October: Inside G-10(抜粋)
 Euro Gains on Central Bank Rhetoric, Pound Steadies: Inside G-10(抜粋)

(第1、2段落を書き換え、3段落以降を追加します.)
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