FRB副議長:中立水準に金利を近づけることは「理にかなうだろう」

米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、政策金利を経済が需給の均衡を保てる中立水準まで引き上げ続ける必要があるとの認識を明らかにした。海外の経済成長鈍化を注意深く見守る姿勢も示した。

  クラリダ副議長は16日にCNBCのインタビューで、「現在の経済状況と私の景気予測、米金融当局の予測からすると、中立であることは間違いなく理にかなうだろう」と発言。「世界経済が減速しつつあることを示す一定の兆候がある」とし、米金融当局はその動向に注意を払わなければならないと述べた。

  米当局は今年これまでに政策金利を3回引き上げた。先物市場は12月利上げの可能性を約68%として織り込んでいる。

  TDセキュリティーズの米マクロ担当チーフストラテジスト、マイケル・ハンソン氏はクラリダ副議長の発言について、「米当局が利上げをなお続けるということ、変曲点に近づきつつあり、それが見えているということを言っている」と解説した。

  クラリダ副議長はまた、米連邦公開市場委員会(FOMC)はデータ次第の姿勢を取っていると強調。政策金利をどこまで、またどの程度のペースで引き上げるべきかを判断する上で、労働市場とインフレを注視すると説明した。

  FOMCは9月、中立金利水準として2.5-3.5%の範囲との予測を示した。同副議長は「現在のところ政策金利はそのレンジを下回っているが、承知の通り、そのレンジ近辺に近づきつつある」と述べた。

原題:Clarida Says Getting Fed Rates to Neutral ‘Would Make Sense’ (1)(抜粋)

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