ボーイングを遺族が提訴、ライオンエア機墜落事故関連で米国初か

  • 737MAXの新しい飛行制御システムが原因と遺族は主張
  • 10月29日の墜落事故では乗員・乗客189人全員が死亡

ボーイングは10月29日にジャカルタの空港から離陸した後、ジャワ海に墜落したライオンエア610便の事故に関連して、米国で初めてとなる可能性のある訴訟を起こされた。

  ボーイングの本社所在地のシカゴにある州裁判所に14日提訴したのは、搭乗していたインドネシア人医師リオ・ナンダ・プラタマ氏の父、H・イリアント氏。イリアント氏はライオンエアが運航していたボーイング「737MAX8」の新しい飛行制御システムが墜落原因だと主張し、損害賠償を請求した。請求額は不明。この事故では乗員・乗客189人全員が死亡した。

JT610便のエンジン部品を調べる調査官(11月7日)

フォトグラファー:Bay Ismoyo / AFP via Getty Images

  調査官らは操縦士が複数の誤動作に対応しようとする中で、誤ったセンサーがコンピューター制御の安全システムを作動させ同機を急降下させたと考えている。ボーイングと米航空規制当局は737MAXのソフトウエア修正を検討中で、3つの米操縦士組合は安全システムに関してボーイングが提供した情報が不十分だったとの懸念を表明している。

  ボーイングの広報担当チャズ・ビッカース氏は訴訟や事故調査についてコメントを控えた上で、「今回の事故の全容解明にあらゆる手段を講じるとともに、調査チームや関係当局と緊密に連携している」との従来の説明を繰り返した。さらに、「当社は737MAXの安全性を確信している」と付け加えた。

原題:Boeing Hit With What May Be First U.S. Suit Over Lion Air (2)(抜粋)

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