コンテンツにスキップする

中国著名ベンチャーキャピタリスト、米撤退警告-関係さらに悪化なら

  • 米中首脳会談を注視-グーグルの中国部門社長務めた李開復氏
  • 米国から中国への人材呼び込みに軸足を移す可能性
CHINA-US-TRANSPORTATION
Photographer: JASON LEE/AFP
CHINA-US-TRANSPORTATION
Photographer: JASON LEE/AFP

米中関係が一段と悪化するなら、自身が経営する投資会社は米国から手を引く。米グーグルの中国部門社長をかつて務め、現在は中国の著名ベンチャーキャピタリストの李開復氏がこう述べた。

  シノベ-ション・ベンチャーズの会長兼最高経営責任者(CEO)を務める李氏は米企業への投資から、米国から中国への人材呼び込みに軸足を移す可能性に言及。同氏の次の一手は、ブエノスアイレスの20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて開かれる米中首脳会談の結果次第だと説明したが、撤退を思いとどまるには何が必要かについて具体的には述べなかった。米カリフォルニア州で開かれた「CECキャピタル・サミット」で、ブルームバーグのインタビューに応じた。

  米議会は今年8月、外資による米事業への投資を国家安全保障リスクの観点から審査する対米外国投資委員会(CFIUS)の強化権限を財務省に与えた。新たなルールでは少額投資でもCFIUSの審査対象になり得る。

  李氏は、「恐らくCFIUSの規制がわれわれにとって最も大きな懸念材料だ」と指摘。「われわれがやりやすいのは、米国にいる優秀でテクノロジーに通じた中国人を探し、中国に連れて帰ることだ。米国の現在の政策は、このような方法をわれわれに強いている。これが将来にとって良いはずはないが、あなたが私の立場なら他にどんな選択肢があるというのか」と話した。

  同氏の対米投資はロボティクスや人工知能(AI)、教育テクノロジーが中心。自動配達ロボットやエネルギーデータ収集ツール、工場の生産を向上させるAIを手掛けるスタートアップ企業に出資している。

原題:Top China VC Says He’ll Pull Out of U.S. If Trade War Escalates(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE