日本株は続落、米エヌビディア決算失望で半導体関連や任天堂大幅安

更新日時
  • 米エヌビディアやアプライドの売上高見通しが市場予想下回る
  • 任天堂がTOPIXの下落寄与度1位、スイッチにエヌビディア部品
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

16日の東京株式相場は続落。エヌビディアなど米半導体関連企業の決算が失望視され、関連銘柄を中心に電機が下げを主導した。エヌビディアのプロセッサーをゲーム機「スイッチ」に採用している任天堂も急落。

  • TOPIXの終値は前日比9.67ポイント(0.6%)安の1629.30
  • 日経平均株価は同123円28銭(0.6%)安の2万1680円34銭

  米国株の15日通常取引終了後に発表されたコンピューター・グラフィックス用半導体製造のエヌビディアと、半導体製造装置のアプライド・マテリアルズの売上高見通しが市場予想を下回り、半導体関連企業などの収益環境悪化が警戒された。さらに、エヌビディアの8-10月ゲーム向け売上高は前四半期から減少。スイッチの販売動向に不透明感も浮上し、任天堂株は9.1%下げた。

  みずほ証券の三野博且シニアストラテジストは「米半導体2社の決算は、警戒されていた中で売上高見通しが予想以上に弱く、きょうの株式相場に冷や水を浴びせた」と指摘する。加えて、米中の貿易摩擦問題が改善に向かうとの見方と、米国の強硬な姿勢は変わらないとの情報が交錯しており、「市場は米中摩擦の緩和に半信半疑だ」とも述べた。

  ロス米商務長官は15日、米中首脳会談がうまく行けば、貿易摩擦解消に向けた将来の交渉の「枠組み」で合意する可能性が高いと述べた。一方、米CNBCはライトハイザー米通商代表部(USTR)代表のオフィスの声明を引用し、9月に示した関税計画は「全く変わっていない」と伝えた。

  きょうの日本株は米S&P500種株価指数が1.1%上昇した流れを引き継いで小幅高で開始。しかし指数寄与度が大きい東京エレクトロンなどの半導体関連株が売られるとともに値を下げる展開となった。中国株の上昇で中国懸念が和らぎ午後に前日終値付近に戻す場面もあったが、終了にかけて任天堂が一段安となり、指数はこの日の安値圏で終えた。

  • 東エレクやアドバンテストといった半導体製造装置メーカーが下げ、業種別指数で電機がTOPIXの下落寄与度1位、機械や化学、輸送用機器、ゴム製品も安い
  • ニューヨーク原油先物の上昇で鉱業が上昇率1位、陸運や保険も高い
  • 東証1部の売買代金は2兆5593億円
  • 値上がり銘柄数は607、値下がり銘柄数は1442
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE