アトランタ連銀総裁:利上げは慎重に進めるべきだ、政策は中立に接近

  • 慎重に進めデータに注目し続けるのに勝るアプローチは考えられず
  • ボスティック総裁はパウエル議長よりもハト派か

米アトランタ連銀のボスティック総裁は、政策の過ちが経済の過熱や不況の引き金につながりかねない領域に近づいているため、当局は追加利上げを慎重に進めるべきだと述べた。

  ボスティック総裁は15日、マドリードでの会合での講演原稿で、「中立の政策からあまりに遠く離れているとは思わない。中立は当局が求める領域だ」と指摘。「まだそこには到達していないかもしれないが、暫定的なアプローチが適切だという考えに私は傾いている」と語った。

  金融政策が中立に近いというボスティック総裁の認識は、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長に比べて低めの金利の軌道を好ましいとすることを示唆している。パウエル議長は10月3日、「現時点では恐らく、中立まで長い道のりがある」と話していた。

  政策金利のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジは現在2-2.25%だが、景気を刺激も抑制もしない中立的な水準は不明確だ。連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の9月の予測では政策金利の長期的水準は3%だが、参加者の半分近くは2.5-2.75%としている。

  ボスティック総裁は「慎重に進めてデータに注目し続けるのに勝るアプローチは考えられない」と述べた上で、「データに過熱の兆候が一段と鮮明になった場合は、私の基本的な見方よりも積極的なアプローチを支持する用意もある」と付け加えた。

原題:Fed’s Bostic Urges Caution on Hikes With Rates Nearing Neutral(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE