米中首脳会談、将来の交渉「枠組み」で合意の可能性-ロス商務長官

  • 1月までに米中が完全な公式合意に至ることはないと商務長官
  • 米国は予定通り1月に対中関税を引き上げる計画とロス長官
Xi Jinping and Donald Trump on Nov. 9, 2017. Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

ロス米商務長官は15日、予定されている米中首脳会談がうまく行けば、貿易摩擦解消に向けた将来の交渉の「枠組み」で合意する可能性が高いが、それでも米国は来年1月に中国からの輸入品2000億ドル(約22兆7000億円)相当への関税率を予定通り引き上げる計画だと述べた。

  米中両国は現在、11月30日、12月1日の両日にアルゼンチンで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて行う計画の首脳会談の議題と、現実的にどのような成果があり得るかについて話し合っている。ロス長官は、中国が今週、譲歩案のリストを米国側に提示したという報道について問われ、首脳会談に先立つ全てのことは「準備」にすぎないと、テキサス州コーパスクリスティでのインタビューで語った。

  ロス長官は「大きなイベントはアルゼンチンのG20でのトランプ大統領と習近平国家主席の1対1の会談になるだろう。他のことは全て、これに向けた準備にすぎない。真の枠組みが作られるかどうかを決めるだろう」と話した。

  同長官はまた、米中両首脳が「液化天然ガス(LNG)の輸入量がどうのこうのという細部に立ち入ることはなく、全体像を話し合うことになるが、うまく行けば将来に向けた枠組みが設定されるだろう」と述べた上で、「1月までに完全な公式合意に至ることはないとわれわれは確信している。それは不可能だ」と指摘した。

  ロス長官は、米国が9月に中国からの輸入品2000億ドル相当に課した関税率10%を予定通り1月1日に25%に引き上げる予定だと語った。

  ロス長官の発言は、世界中の投資家や企業の動揺を招いている米中による関税賦課の報復合戦を終わらせるために中国と合意を取り結ぶべきだとの論調が米政権内で強まっている表れとも受け取れるが、実際に合意を実現する難しさを認めるものでもある。

原題:Trump and Xi Likely to Get Only Framework Trade Deal, Ross Says(抜粋)

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