【NY外為】ポンドが今年最大の下げ、英EU離脱巡り緊張

更新日時
  • ドルが幅広い通貨に対し下落、米国株持ち直し背景に
  • 英国で閣僚が相次いで辞任、メイ首相は不信任の動きに屈せず

15日のニューヨーク外国為替市場ではポンドが大幅安。英国の欧州連合(EU)離脱に関する協定素案を巡る不満で、メイ首相の不信任投票を求める声が保守党内で高まった。ドルは幅広い通貨に対し下落。月末の20カ国・地域(G20)首脳会議を前に米中当局者が通商合意成立に向けた取り組みを強化していると伝わり、米国株が上げに転じたのが背景。

  英国ではこの日、ラーブEU離脱担当相など閣僚が相次ぎ辞任。一方でメイ首相は不信任の動きに屈しない姿勢を示した。ポンドは一時はドルとユーロに対し、それぞれ2%を超える下げとなる場面があった。一方で、ブルームバーグのドル指数は一時0.3%上昇していた。

  ニューヨーク時間午後4時45分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比ほぼ変わらず。ドルは円に対しほぼ変わらずの1ドル=113円59銭。ポンドは対ドルで1.7%安の1ポンド=1.2776ドル、ユーロは対ドルで0.1%上げて1ユーロ=1.1326ドル。

  遅い時間には、ゴーブ英環境・食料・農村相がEU離脱担当相への就任を拒否したとの報道が流れたが、ポンド相場は即座に反応せず。市場の注目は今や、ゴーブ氏が政権を離脱するかどうかに移っている。


欧州時間の取引

  ユーロがポンドにつれる形で上げを消し、下げに転じた。英国のラーブEU離脱担当相辞任のニュースが響いた。ポンドは一時1.9%下落、英国債は大幅高となり、ドル指数の上昇を促した。ユーロは対ドルで一時0.3%安の1ユーロ=1.1271ドルとなった。

原題:Pound Has Biggest 2018 Drop on Brexit, Dollar Falls: Inside G-10(抜粋)
Euro Resumes Lockstep Dance With Pound on Raab News: Inside G-10

(第1・2段落を書き換え、4段落以降を追加して更新します.)
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