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11月15日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンドが今年最大の下げ、英EU離脱巡る緊張で

  15日のニューヨーク外国為替市場ではポンドが大幅安。英国の欧州連合(EU)離脱に関する協定素案を巡る不満で、メイ首相の不信任投票を求める声が保守党内で高まった。ドルは幅広い通貨に対し下落。月末の20カ国・地域(G20)首脳会議を前に米中当局者が通商合意成立に向けた取り組みを強化していると伝わり、米国株が上げに転じたのが背景。

  英国ではこの日、ラーブEU離脱担当相など閣僚が相次ぎ辞任。一方でメイ首相は不信任の動きに屈しない姿勢を示した。ポンドは一時はドルとユーロに対し、それぞれ2%を超える下げとなる場面があった。一方で、ブルームバーグのドル指数は一時0.3%上昇していた。

  ニューヨーク時間午後4時45分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比ほぼ変わらず。ドルは円に対しほぼ変わらずの1ドル=113円59銭。ポンドは対ドルで1.7%安の1ポンド=1.2776ドル、ユーロは対ドルで0.1%上げて1ユーロ=1.1326ドル。

  遅い時間には、ゴーブ英環境・食料・農村相がEU離脱担当相への就任を拒否したとの報道が流れたが、ポンド相場は即座に反応せず。市場の注目は今や、ゴーブ氏が政権を離脱するかどうかに移っている。

欧州時間の取引

  ユーロがポンドにつれる形で上げを消し、下げに転じた。英国のラーブEU離脱担当相辞任のニュースが響いた。ポンドは一時1.9%下落、英国債は大幅高となり、ドル指数の上昇を促した。ユーロは対ドルで一時0.3%安の1ユーロ=1.1271ドルとなった。
原題:Pound Has Biggest 2018 Drop on Brexit, Dollar Falls: Inside G-10(抜粋)
Euro Resumes Lockstep Dance With Pound on Raab News: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が上昇、S&P500種は6日ぶりに反発

  15日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は6営業日ぶりに反発した。貿易面での緊張が緩和に向かうとの観測から、これまで大きく売られていたテクノロジー株を中心に買いが入った。

  • 米国株は上昇、米中貿易関係の改善期待で-テクノロジー高い
  • 米国債は上昇、10年債利回り3.11%
  • NY原油は続伸、米によるサウジ政府関係者への制裁でリスク再燃
  • NY金は上昇、英のEU離脱協定の素案巡る混乱で逃避需要

  S&P500種は、貿易政策に敏感な工業株が主導する形で午後に上昇。追加関税のリスクはなおあるものの、今月末に開催される20カ国・地域(G20)首脳会議を前に米国と中国が貿易面での対立の緩和に努めるとの期待が広がった。テクノロジーや素材、エネルギーも上昇した。一方、百貨店の決算が期待外れな内容だったことから、消費関連株は下落した。

  ファンドXインベストメント・グループの最高投資ストラテジスト、ジェーソン・ブラウン氏は「貿易関係で改善が見られれば、相場の押し上げ要素になり得る」としながらも、「そのプラス要素も、金融当局が利上げを継続するとの見方で相殺されそうだ」と述べた。

  S&P500種株価指数は前日比1.1%高の2730.20。ダウ工業株30種平均は208.77ドル(0.8%)上げて25289.27ドル。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.11%。

  ニューヨーク原油相場は続伸。米原油在庫の大幅増加が示されたものの、市場では米国によるサウジアラビア政府関係者への制裁発表で原油市場のリスクが再燃したことが材料視された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は21セント(0.4%)高の1バレル=56.46ドル。ロンドンICEの北海ブレント1月限は50セント上げて1バレル=66.62ドル。
 
  ニューヨーク金先物相場は上昇。英国の欧州連合(EU)離脱協定の素案を巡る混乱などを受けて、逃避需要から金に買いが入った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.4%高の1オンス=1215ドルで終了した。

  英国ではこの日、ラーブEU離脱担当相が離脱交渉でのメイ首相の対応を不満として辞任。また強硬なEU離脱を主張する保守党議員の中心的存在であるジェイコブ・リースモッグ氏は、メイ党首の不信任投票を求める書簡を提出した。

原題:U.S. Stocks Halt Five-Day Skid; Brexit Roils Pound: Markets Wrap(抜粋)
Crude Treads Water as Saudi Sanctions Counter Stockpile Gains
PRECIOUS: Investors Seek Haven in Gold Amid Brexit Deal Drama

◎欧州債:英国債上昇、10年債利回りは一時3カ月ぶり低水準

  15日の欧州債市場で英国債は上昇。ドイツ債も連れて値上がりした。英国のEU離脱を巡る不透明感が強まった。メイ英首相はロンドン時間15日午後5時過ぎの記者会見で、離脱協定素案は首相が約束してきた離脱内容を実現すると言明した。

  • ラーブ英EU離脱担当相の辞任を受け、市場ではメイ首相の指導力を疑問視する見方が強まり、英国債の買い材料となった。10年債利回りは一時16ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて1.35%。約3カ月ぶりの低水準となった。
    • 英中銀の25bpの追加利上げの時期を巡り、市場予想は2020年5月と、これまでの2019年11月から後退した
  • ドイツ10年債利回りは4bp下げて0.35%、フランス10年債利回りは3bp低下して0.75%、イタリア10年債利回りは3.49%で変わらず
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:U.K. Gilts Lead Bunds, BTPs Steady; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)
*MAY SAYS HER AGREEMENT DELIVERS ON HER BREXIT PLEDGES

(更新前の記事で、枠内の米国債相場の動きを上昇に訂正済みです)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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