Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が上昇、S&P500種は6日ぶりに反発

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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

15日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は6営業日ぶりに反発した。貿易面での緊張が緩和に向かうとの観測から、これまで大きく売られていたテクノロジー株を中心に買いが入った。

  • 米国株は上昇、米中貿易関係の改善期待で-テクノロジー高い
  • 米国債は上昇、10年債利回り3.11%
  • NY原油は続伸、米によるサウジ政府関係者への制裁でリスク再燃
  • NY金は上昇、英のEU離脱協定の素案巡る混乱で逃避需要

  S&P500種は、貿易政策に敏感な工業株が主導する形で午後に上昇。追加関税のリスクはなおあるものの、今月末に開催される20カ国・地域(G20)首脳会議を前に米国と中国が貿易面での対立の緩和に努めるとの期待が広がった。テクノロジーや素材、エネルギーも上昇した。一方、百貨店の決算が期待外れな内容だったことから、消費関連株は下落した。

  ファンドXインベストメント・グループの最高投資ストラテジスト、ジェーソン・ブラウン氏は「貿易関係で改善が見られれば、相場の押し上げ要素になり得る」としながらも、「そのプラス要素も、金融当局が利上げを継続するとの見方で相殺されそうだ」と述べた。

  S&P500種株価指数は前日比1.1%高の2730.20。ダウ工業株30種平均は208.77ドル(0.8%)上げて25289.27ドル。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.11%。

  ニューヨーク原油相場は続伸。米原油在庫の大幅増加が示されたものの、市場では米国によるサウジアラビア政府関係者への制裁発表で原油市場のリスクが再燃したことが材料視された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は21セント(0.4%)高の1バレル=56.46ドル。ロンドンICEの北海ブレント1月限は50セント上げて1バレル=66.62ドル。
 
  ニューヨーク金先物相場は上昇。英国の欧州連合(EU)離脱協定の素案を巡る混乱などを受けて、逃避需要から金に買いが入った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.4%高の1オンス=1215ドルで終了した。

  英国ではこの日、ラーブEU離脱担当相が離脱交渉でのメイ首相の対応を不満として辞任。また強硬なEU離脱を主張する保守党議員の中心的存在であるジェイコブ・リースモッグ氏は、メイ党首の不信任投票を求める書簡を提出した。

(更新前の記事で、枠内の米国債相場の動きを上昇に訂正済みです)

原題:U.S. Stocks Halt Five-Day Skid; Brexit Roils Pound: Markets Wrap(抜粋)
Crude Treads Water as Saudi Sanctions Counter Stockpile Gains
PRECIOUS: Investors Seek Haven in Gold Amid Brexit Deal Drama

(最終段落を追加し、更新します.)
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