メイ英首相、政治生命賭け与党内反対派の説得へ-EU離脱協定案

  • 首相は15日、EU離脱協定案について議会に対して初めて説明する
  • 12月のいずれかの時点で、下院が採決を行う見込み

欧州連合(EU)と合意した離脱協定素案の閣議了承を取り付けたメイ英首相だが、15日からは政治生命を賭け、与党内反対派の説得に回る。

  少なくとも閣僚2人が辞任を検討しているとされ、多数の保守党議員が閣議決定した離脱協定案に反対票を投じる意向だ。メイ首相の退陣を迫る協調的な動きが加速しているとも報じられている。

メイ首相

フォトグラファー:Simon Dawson / Bloomberg

  実業界と金融界の首脳はメイ首相がEU離脱を巡り閣議了承を得たことを歓迎しているが、そうした安堵(あんど)感は長続きしない可能性がある。同首相のチームは今後、2016年の就任以降で最も厳しい政権運営を強いられると見込んでいる。メイ首相はEU離脱を決めた同年の国民投票後、保守党内の混乱を経て就任した。

EU離脱協定案の閣議承認について語るメイ首相

(出所:Bloomberg)

  5時間にも及んだ14日の閣議後、メイ首相は「われわれにとっての選択は明白だ」と記者団に言明。「国民投票結果を実現させるこの協定は、われわれの資金と法律、国境の管理を取り戻し、自由な移動を終わらせ、雇用と治安、そして団結を守るものだ。そうでなければ協定なしの離脱、もしくは離脱を取りやめるということになる」と語った。
  
  メイ首相は15日、閣議での承認を得たEU離脱協定案について議会に対して初めて説明する。恐らく12月のいずれかの時点で、下院が最終的に同案を受け入れるどうかの採決を行うことになる。

原題:U.K.’s May On the Brink as Tories Plot to Kill Her Brexit Deal(抜粋)

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