英国の離脱合意素案、金融業のEU市場アクセス制限は確実-関係者

  • 英金融業は「同等性評価」に基づくアクセスに-EUは撤回も可能
  • 同等性評価なら、英金融業のアクセスは大きく制限-ロンドン金融街

英金融業は予想されていた通り、欧州連合(EU)市場への自由なアクセスを失う。英政府がEUと合意した離脱素案でそれが確認されたと、事情に詳しい関係者が明らかにした。

  「同等性評価」と呼ばれる制度の下、英金融業は離脱後にEU内で事業を行う権利をEUの判断に委ねることになる。同等性評価は相手国の規制がEUと同等だと欧州委員会が認めた場合、非EUの企業に域内のサービス販売を許可する制度で、EUは短期間の通知で許可を取り下げることもできる。

  英放送局ITVのロバート・ペストン記者は14日午後、合意の一環としてEUは英金融業に対する「営業許可を突然に、または独断で取り下げる」ことはないとフェイスブックに投稿。この合意に基づき、大半の投資銀行サービスは現状どおりの継続が可能だと指摘した。ペストン氏によると、EUから重要な譲歩があり、許可が撤回される場合には時間的な猶予が設けられることになっており、その期間は数カ月になる可能性がある。

  ロンドン金融街シティーの自治体であるシティー・オブ・ロンドンのキャサリン・マクギネス氏は、同等性評価に基づく離脱合意であれば、英国を拠点とする金融企業にとってアクセスは大きく制限されることになると語った。

原題:Brexit Deal Said to Confirm U.K. Finance Losing Easy EU Access(抜粋)

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