テンセント利益、広告や投資が寄与し予想超える-ゲーム事業には圧力

Photographer: S3studio
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中国のインターネット企業大手、テンセント・ホールディングス(騰訊)の7-9月決算は市場予想を上回った。主力のゲーム事業伸び悩みの打開策を探る中、広告収入や一時利益が寄与し、一息つく格好となった。

  同四半期の純利益は233億元(約3800億円、市場予想184億元)。飲食店のレビューやフードデリバリーを手掛ける美団点評の新規上場を含む投資利益が貢献した。一方、中国でのゲームライセンス発行への規制強化が中核のゲーム事業の足かせとなっており、売上高の伸びは3年で最も低かった。

  中国政府は事実上、新しいゲームの認可を凍結しており、テンセントは世界的なヒット作「フォートナイト」などを収益化できず、株価は低迷している。

  「さらに悪くならなかったことで、ひとまず安心している」と、RHBリサーチ・インスティチュートの香港在勤アナリスト、リ・ ユチエ氏は話す。「でも株価は1日も持たないかもしれない。主要データ以外を見てみると、ゲーム事業が圧力にさらされていることがわかる」と指摘する。

  純利益は前年同期比30%増で、市場予想の約2%増を大きく上回った。「広告収入の伸びがこの四半期の売上高の伸びに寄与した」と、コンサルティング会社パシフィック・エポックのアナリスト、ベンジャミン・ウー氏(上海在勤)は指摘。「ゲーム事業は芳しくなかった。PCゲームの売上高は本来なら好調が望める7-9月に下がっている。通期でも厳しい結果になるだろう」と述べた。

原題:Tencent Finally Gives Its Battle-Weary Investors Some Relief (1)(抜粋)

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