米消費者物価指数:10月のコア指数、前年比での伸びが予想下回る

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  • 中古車は前月比2.6%上昇-09年以来の大幅な伸び
  • コア指数は前年比で2.1%上昇-市場予想は2.2%上昇

米労働省が発表した10月の消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい食品・エネルギーを除くコア指数が前月比で伸びが加速した一方、前年比では上昇率が市場予想を下回った。

  米労働省の14日発表によれば、10月のコアCPIが前月比0.2%上昇と、3カ月ぶりの高い伸び。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値と一致した。前年比では2.1%上昇と、市場予想(2.2%上昇)をやや下回った。前月は2.2%上昇だった。

  ソシエテ・ジェネラルの米国担当シニアエコノミスト、オメイア・シャリフ氏は「物価状況は非常に安定している」とし、「インフレがオーバーシュートすることを示す根拠は何も見当たらない」と指摘。金融当局にとって懸念材料もほとんどないことから、当局は今後も利上げに関して漸進的なペースを維持するとの見方を示した。

  総合CPIは前月比0.3%上昇と、伸びは市場予想と一致した。前月は0.1%上昇だった。前年比では2.5%上昇で、こちらも市場の予想通り。エネルギー価格が1月以来の高い伸びとなったことが総合CPIを押し上げた。ガソリン価格は季節調整後ベースで前月比3%上昇。

  10月は中古車が前月比2.6%上昇と、2009年以来の大幅な伸び。前月は15年ぶりの大幅な落ち込みを記録していた。同項目は今年に入り労働省が算出方法を変更して以降、変動が大きくなっている。

  一方で新車は前月比0.2%低下と、4月以来最大の落ち込み。このほか通信、娯楽、パーソナルケア製品も低下した。居住費や被服費は小幅に上げた。

  インフレ調整後の実質平均時給は前月比0.1%低下。前年比では0.7%上昇した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Consumer Prices Offer Mixed Signs on Inflation Outlook (1)(抜粋)

(統計の詳細やコメントを追加し、更新します.)
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