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UBS:中国証券合弁の増資を計画、過半出資完了後-関係者

  • 中国合弁の瑞銀証券で資本を約330億円以上とする方針
  • 株式店頭デリバティブのマーケットメーキングなど目指す

スイスのUBSグループは中国証券合弁への過半出資が完了し次第、同合弁の資本増強を計画している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同社は合弁への51%出資で中国当局からの認可を待っている。

  非公開情報だとして匿名を条件に話した関係者によると、UBSは中国合弁の瑞銀証券の資本を3分の1程度引き上げ、少なくとも20億元(約330億円)規模とする意向。マージンファイナンスなどより多くの資本を要する事業の拡大や、株式店頭デリバティブ(金融派生商品)のマーケットメーキング資格獲得に向けた瑞銀証券の取り組みの一環だという。

  UBSはフルレンジのサービス提供が可能な本土証券ビジネスの構築を急いでいる外資系金融機関の一角。中国合弁への51%出資の認可申請も早く、店頭デリバティブやマージンファイナンスに参入すれば、瑞銀証券は中国で変動が大きい現物株ビジネスへの依存を減らせる。

  中国の現行ルールでは、証券会社が店頭デリバティブのマーケットメーキングを行うには証券監督管理委員会(証監会)から「AA」格付けを得る必要がある。瑞銀証券の現在の格付けはこれを2段階下回る「BBB」。計画している増資に踏み切っても、AA格を得るには数年を要する可能性があると関係者の1人は話した。

  米銀JPモルガン・チェースと野村ホールディングスも中国証券合弁への51%出資で当局からの認可取得を目指している。UBSの担当者はコメントを控えた。

原題:UBS Is Said to Plan Capital Boost for China Securities Venture(抜粋)

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