テレコム・イタリア:ジェニシュCEOを解任-取締役会が急きょ決定

  • 固定電話部門のスピンオフ巡り物言う株主と対立していた
  • 元フィアットのアルタビラ氏が後任CEO最有力-関係者

イタリア最大の電話会社テレコム・イタリアは13日、アモス・ジェニシュ最高経営責任者(CEO)を解任した。取締役会が急きょ電話会議を開き決めた。

  ジェニシュ氏(58)は固定電話部門のスピンオフ(分離・独立)計画を巡り物言う株主である米エリオット・マネジメントと数カ月にわたり対立していた。事情に詳しい関係者が明らかにした。

アモス・ジェニシュ氏

Photographer: Federico Bernini/Bloomberg

  関係者が匿名を条件に述べたところによれば、取締役15人のうち10人がジェニシュ氏解任を支持。同氏はこの時、サムスン電子との第5世代移動通信システム(5G)関連の契約調印で韓国に滞在していた。ジェニシュ氏はフランスのメディア企業ビベンディの元幹部。

  筆頭株主であるビベンディとジェニシュ氏はテレコム・イタリアが固定電話事業の経営権を持ち続けることを望んでいたが、第2の大株主であるエリオットは同事業の51%超をスピンオフするよう主張していた。

  ビベンディはジェニシュ氏解任を「最大限の不安定化」をもたらす動きだとし、同氏のアジア出張時に決定がなされたことを批判するコメントを発表。エリオットは取締役会の判断への支持を電子メールで表明した。

アルフレード・アルタビラ氏

Photographer: Jason Alden/Bloomberg

  後任のCEOには元フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)幹部のアルフレード・アルタビラ氏(55)が最有力視されていると事情に詳しい関係者が語った。

  テレコム・イタリアの担当者は後任人事についてコメントを控えた。

原題:Telecom Italia CEO Genish Ousted Over Clash With Elliott (1)、Altavilla Is Said to Be Top Candidate for Telecom Italia CEO Job (抜粋)

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