中国経済の安定化示唆-10月の工業生産と投資伸びる

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  • 工業生産は前年同月比5.9%増、予想5.8%増
  • 1-10月の固定資産投資は5.7%増-予想5.5%増

中国の小売売上高は10月に減速する一方、同月の工業生産と1-10月の固定資産投資は伸びが拡大した。約10年ぶりの低成長に対応する中国当局にとっては若干の安定化を示唆している。

  国家統計局が14日発表した10月の小売売上高は前年同月比8.6%増加。市場予想は9.2%増。工業生産は同5.9%増、予想は5.8%増だった。

  1-10月の都市部固定資産投資は前年同期比5.7%増で、予想は5.5%増だった。

  中国では消費者の財布のひもがますます固くなりつつある。最近の政府の債務抑制策に米国との貿易摩擦に伴う不確実性が重なり、景気下振れ圧力がさらに強まっていることが背景にある。

  INGバンクの大中華圏担当エコノミスト、アイリス・パン氏(香港在勤)は「財政刺激策で資金がやっとインフラに充てられ、固定資産投資の伸びにつながった」と指摘。「輸出企業の出荷前倒しが製造業を後押ししており、工業生産が増えたのはそのためだ」と分析した。

原題:China Data Shows Signs of Stabilization as Investment Picks Up、China Oct. Industrial Output +5.9% Y/y; Est. +5.8%(抜粋)

(表やコメントなどを追加して更新します.)
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