5兆円規模の銀行不良債権、ギリシャが半減する仕組みを計画

The national flag of Greece flies above the parliament building in Athens, Greece. Photographer: Kostas Tsironis
Photographer: Kostas Tsironis

ギリシャ中央銀行は金融システムへの信頼を取り戻そうと、銀行不良債権を半分に圧縮する計画に取り組んでいる。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  計画が最終決定していないことから匿名で話した関係者によると、現在の提案ではギリシャの市中銀行は繰り延べ税資産の半分程度を特別目的事業体(SPV)に移管。SPVはこの資産を裏付けとした債券を発行し、売却益で420億ユーロ(約5兆4000億円)前後相当の銀行不良債権を購入する仕組みだ。ギリシャ中銀は22日に計画の詳細を発表する予定だと、政府関係者は述べた。

  ギリシャの銀行は自己資本の大半を、繰り延べ税資産が占める。国に対する権利であることから、ギリシャの債務再編で被った損失の相殺に使うことが認められている。これを裏付けとした債券に投資家が関心を示すのかは不明だ。

  この報道が伝わった後、ギリシャのFTSE・ATHEX銀行株指数は5%を超える急伸。ユーロバンク・エルガシアスは一時10%上昇した。

Capital Quality

Most of the capital of Greek banks consists of tax claims against the state

Source: Company filings; data as of end-June

原題:Greece Said to Weigh Freeing Banks of $47 Billion Bad Debt (3)(抜粋)

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