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ドル・円は小幅高、米中貿易対話期待でクロス円中心に円売り強まる

更新日時
  • 朝方はリスク回避の円買い先行、日米株安を嫌気
  • イタリアの予算案再提出期限を前にユーロは小反発

東京外国為替市場ではドル・円相場が小幅高。貿易問題を巡る米中対話への期待からリスク回避が和らぎ、対オーストラリア・ドルなどクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)を中心に強まった円売りに連動した。

  • ドル・円は午後3時24分現在、前日比0.1%高の1ドル=113円96銭
  • 朝方は日米株安を嫌気し、リスク回避の円買いが先行。113円58銭まで下落した後は、リスク回避の巻き戻しで114円04銭まで上昇
  • 豪ドル・円は一時0.8%高の1豪ドル=82円30銭付近、朝方には81円39銭前後と約1週間ぶりの水準まで豪ドル売り・円買いが進行
  • ユーロ・円は約2週間ぶり安値1ユーロ=127円50銭から128円31銭まで反発、イタリアの予算案再提出期限を前にユーロ安が一服

市場関係者の見方

ナショナルオーストラリア銀行(NAB)のシニア通貨ストラテジスト、ロドリゴ・キャトリル氏:

  • 米政府が中国に対して知的財産盗用に対する報復措置を計画しているとの昨晩の報道とかなり対照的な話
  • 時期尚早だが、海外時間からのネガティブなムードの後で、間違いなく小さなポジティブ材料。ドル・円の反発がそれを示している

外為どっとコム総研の神田卓也調査部長:

  • 日本株が3%以上と想定以上の下げということで一時円買いに傾いた。もっとも、高金利通貨のドルを売り持ちにする動きは出にくいため、リスク回避でドルが売られる展開にはなりにくい

ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト:

  • 本格的なポジションの傾きを作っていくのは欧州市場になる
  • ドル・円はユーロに対してどちらがより買われるかという綱引きになる。どのみち小動きだろう
リスク回避巻き戻しで反発

背景

  • 中国の劉鶴副首相とムニューシン米財務長官が貿易に関して議論を再開したと関係者。香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は、同副首相が近くワシントンを訪問する見通しと報道
  • 12日の米株安を受け、東京株式相場は大幅下落。ただ、日経平均株価は一時の785円安から下げ幅縮小。米中貿易摩擦の緩和期待で中国株や米株先物はプラスに転換
  • この日はイタリアが2019年予算案を再提出する期限。イタリア政府は欧州連合(EU)からの修正圧力に屈しない姿勢を示唆
  • ユーロ・ドルは同時刻現在、0.2%高の1ユーロ=1.1244ドル。12日のニューヨーク市場で付けた2017年6月以来の安値(1.1216ドル)付近から1.1252ドルまで水準を上げる場面も
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