運用会社ANAMは日米株に強気、債券から資金移動-年内は収益機会

  • 中心の米国はS&Pやダウ指数、モーゲージ、クレジットで資金運用
  • 欧州は英、仏、独などの株や債券の先物、一部イタリアやスペインも

A pedestrian using his smartphone walks past an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo,.

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

オールニッポン・アセットマネジメント(ANAM)は、日米株投資に年内は収益機会があるとみて債券を減らして株式のウエートを上げている。

永野竜樹常務取締役

Source: All Nippon Asset management

  ANAMの永野竜樹常務取締役は、インフレが過熱しない中での米利上げは資金移動で株高を伴うとして「年内は米国株と日本株に対しては強気」とインタビューで述べた。そして運用リターン2%以上を目指すには「ゼロ金利の日本国債に投資してもしょうがない」と話した。世界中で低金利が続いて金利上昇をしばらく経験しておらず「債券と株のバランスを取りながら運用していくことが大きな課題」とした。

  地域金融機関へ顧客ごとに最適なファンドを提供するANAMは、安定収益が評価されて営業開始から約2年半で運用資産は現在の3200億円になった。内外債券・株式、為替に投資して10-15戦略、約40の私募ファンドを運用している。現在は米株・債券を中心にS&PやNYダウなどの株価指数やモーゲージ債、クレジットに投資。欧州は英・仏・独などの株や債券の先物、一部イタリアやスペインも投資対象だ。

  ANAMには地銀13行と日本政策投資銀行、東海東京フィナンシャル・ホールディングスが出資している。地銀などが拠出している潤沢な自己資金でシード資金を提供、10億円集まれば1カ月以内にファンド設定ができる。運用資産残高は毎年500億-1000億円増やしたいが永野氏は「残高を積み上げるための商品は出さない」と無理はしない方針だ。現在のリターン実績は年率平均2%程度。

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