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【NY外為】ドルが上昇、EU巡る懸念でユーロとポンド安い

更新日時
  • 世界的な景気減速への懸念で米国株が大幅下落
  • ドル指数、一時は2017年5月以来の高水準に

12日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。世界的な景気減速への懸念で米国株が大幅下落した。一方、ポンドとユーロは下落。英国の欧州連合(EU)離脱合意への期待が遠のき、イタリア予算に対する懸念が続いたことが背景にある。

  ブルームバーグのドル指数は一時、2017年5月以来の高水準に達した。ドルは主要10通貨の大半に対して値上がりし、主要株価指数の下落につれて上げ幅を拡大した。この日は「iPhone(アイフォーン)」需要後退の兆しを手掛かりとしたハイテク売りや、ゼネラル・エレクトリック(GE)など工業株の下げが米株式市場の重しとなった。

  ニューヨーク時間午後4時42分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.6%上昇。ドルは円に対しほぼ変わらずの1ドル=113円79銭。ユーロは対ドルで1%下げて1ユーロ=1.1221ドル。ポンドは対ドルで0.9%安の1ポンド=1.2852ドル。

  ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、来年は世界的に信用市場動向が悪化するとの見方を示した。経済成長の減速、借り入れコストの上昇や、地政学的緊張を受けたボラティリティーの高まりがその背景だと指摘した。

  ポンドは下落。英EU離脱交渉を巡る強弱まちまちな材料をこなした。

  ユーロはドルに対して4営業日続落。一時は1.1%下げ、1ユーロ=1.1216ドルで日中安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、イタリアに関連する波及リスクは規律の必要性を示していると述べた。

欧州時間の取引 

  ドルが上昇。一方、ポンドは約1週間ぶりに1.29ドルを割り込んだ。英国のEU離脱を巡りさらに4人の閣僚が辞任間際だと、英紙サンデー・タイムズが報じた。さらに欧州委員会は予算を巡るイタリアとの対立激化を辞さない姿勢で、ユーロは2017年6月以来の安値を付けた。

原題:Dollar Up as Stocks Suffer; EU Concerns Hamper Euro: Inside G-10(抜粋)
Pound Feels Brexit Fever as Euro Hits 16-Month Low: Inside G-10(抜粋)

(相場を更新し、第4段落以降を追加します.)
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