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サウジ:産油国は日量100万バレル減産を-原油市場の転換を再び主導

サウジアラビアは石油輸出国機構(OPEC)とその他の主要産油国が大規模な減産を実施すべきだとの考えを示した。原油市場では現在、供給不足より供給過剰や相場下落への懸念が強まっている。

  サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は12日にアブダビで、産油国は10月の水準より日量約100万バレル減らす必要があると述べた。サウジは12月から出荷量を同50万バレル減らす。原油相場は8-9月に大幅上昇したが、11月に入って一転、弱気相場入りした。

  英石油会社BPのボブ・ダドリー最高経営責任者(CEO)はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「少なくともサウジが減産するという今回の発表で、恐らく相場は持ち直すだろう」と述べた。

  OPEC加盟国で最大の生産量を誇るサウジは今回も、原油市場の大きな転換に向けて主導的な役割を演じつつある。同国は6月には、ベネズエラやイランの供給減や価格引き下げを求めるトランプ米大統領からの圧力が強まる中で、それまで1年半続けていた減産を停止して増産するよう他の産油国の説得に当たった。

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ファリハ・エネルギー産業鉱物資源相 12日

写真:Karim Sahib / AFP via Getty Images

  今回サウジは、増加している石油在庫のリスクや、米国のシェールなど競合する他の供給元が来年供給を大幅に拡大させるという見通しに、より関心を向けるよう協調する産油国に促している。OPECのバルキンド事務局長も同様の懸念を示す。

  同事務局長は12日にアブダビで、「特に米国のシェールオイルなど非OPEC加盟国による供給が再び拡大しており、現在のような不安定な均衡を保っている相場に大きな圧力がかかっている。警戒すべき状況が始まりつつあるようにみえる」と指摘。需要については「2019年に伸びが鈍化する兆候が表れ始めた」と述べた。

  ただ、サウジは供給抑制に向けて他の主要産油国をまだ説得できていない。非OPECの有力国ロシアもその一つだ。同国のノバク・エネルギー相はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「単に減産のみに重点を置きたくはない」とし、「相場の展開を見極めなければならない」と話した。

Will the Saudis reverse this latest supply surge?

原題:Saudis See Need for Major Oil Supply Cut Amid Fears of Glut (1)(抜粋)

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