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安倍外交に懐疑的な見方強まる、アジア首脳会議前に-米ピュー調査

  • 日本人有権者の安倍外交への信頼度はこの10年余で最も低い
  • 世界の指導者で日本人に最も信頼感が高いのはメルケル独首相
安倍晋三首相

安倍晋三首相

 Photographer: Akio Kon/Bloomberg

安倍晋三首相

 Photographer: Akio Kon/Bloomberg

アジア太平洋で今週開催される主要な首脳会議を前に、安倍晋三首相の外交政策に対して国民の間で懐疑的な見方が強まっているとの世論調査結果を米ピュー・リサーチ・センターが発表した。
                 
  調査は日本人1016人を対象に5月と6月に実施された。同調査によると、国際問題への安倍首相の対応について、調査対象者となった日本人有権者の50%は、ほとんどあるいは全く信頼していないと回答し、この10年余りで最も高い水準に達した。ある程度あるいはかなり信頼しているとの回答は48%だった。安倍首相は今週、ペンス米副大統領と会談するほか、首脳会議出席のためシンガポールやパプアニューギニアを訪問する。
  
  安倍首相はトランプ米大統領と個人的な信頼関係の構築や日米同盟の強化に取り組んでいるが、貿易制裁への脅しを繰り返し受けている。ロシアのプーチン大統領には秋波を送っているが、領土問題で進展は見られていない。一方、2012年の第2次政権発足以降、中国との著しい関係改善など幾つかの成果を上げた。
          

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  安倍首相に対する信頼感は、米国やオーストラリア、フィリピンといった幾つかの国でこれより高いが、韓国では極端に低い。

  調査では日本国民の65%がドイツのメルケル首相を最も信頼できる世界のリーダーとみている。対照的にトランプ大統領の外交政策を信頼しているのはわずか30%で、米国は政策判断に際して日本の国益をほとんど、あるいは全く考慮していないとの回答は71%に及んだ。

原題:Abe’s Foreign Policy Faces Doubt in Japan Ahead of Asia Summits(抜粋)

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