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米インフレ、ソシエテとモルガンSは加速予想-トレーダーは懐疑的

  • 輸入関税と強い労働市場が来年のインフレ押し上げへ-モルガンS
  • ブレークイーブン・レートは1.9%と1月以来の低水準付近
Trading On The Floor Of The NYSE As U.S. Stocks Heading for Sixth Straight Down Day
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Trading On The Floor Of The NYSE As U.S. Stocks Heading for Sixth Straight Down Day
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

14日の米消費者物価統計発表を控えて、米国債市場ではインフレの動向を巡る議論が活発になっている。

  ソシエテ・ジェネラルは2019年に入るに伴いインフレ圧力が強まり、インフレ連動債への需要が高まると予想。中国製品への関税強化を投資家が見込んでいることもインフレ期待上昇の一因になるとみている。モルガン・スタンレーもこれに同意し、輸入関税と力強い労働市場が来年の米消費者物価を押し上げると予想した。

  しかしトレーダーらは懐疑的だ。原油値下がりの中で、5年物のブレークイーブン・レートは1.9%と1月以来の低水準付近となりインフレ期待の後退を示している。

  BMOキャピタル・マーケッツは、こうした市場の対応は恐らく正しいとみる。「持続可能な失業率の水準を明らかに超えているにもかかわらず、幅広いインフレ加速が見られないという事実に対する合理的反応だ」とストラテジストのジョン・ヒル氏は指摘。「数四半期後の世界の成長に対する懸念の高まりを示唆していると考えられる」と分析した。

  14日発表の米消費者物価指数(CPI)がインフレについての次のヒントになる。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では、10月のCPIは前年同月比2.5%上昇が見込まれている。9月は同2.3%上昇だった。

Inflation expectations close to the lowest levels since January

原題:Bond Traders About to See If They’re Underrating Inflation Risks(抜粋)

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