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トランプ大統領の会議欠席はアジア軽視でない-ペンス副大統領

更新日時
  • ペンス副大統領がアラスカ州で記者団に語った
  • 副大統領は12日に東京に到着、その後シンガポールなど訪問

トランプ米大統領が今週、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議とアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を欠席するのはアジア軽視ではないと、大統領に代わり出席するペンス副大統領がアジアへ向かう途上で述べた。

  副大統領は12日に東京に到着した。その後、シンガポールとパプアニューギニアを歴訪する。アジア諸国はトランプ政権の同地域に対するコミットメントや一貫性への疑念を深めており、米政策について同盟国に説明し、安心させるのが副大統領の今回の仕事となる。

President Trump Holds News Conference At White House

トランプ大統領とペンス副大統領

写真家:Al Drago / Bloomberg

  ペンス副大統領は11日夜アラスカ州で記者団に、インド太平洋地域に対する米国のコミットメントは「かつてないほど強い」と強調。首脳会議を欠席するトランプ氏の決定はアジア軽視では「全くない」と訴えた。大統領は米国民が望んでいるため、パリで第1次世界大戦終結記念式典に出席することにしたと付け加えた。

  ASEANとAPECの首脳会議を米大統領が欠席するのは2013年にオバマ大統領(当時)が政府機関閉鎖への対応のため出席を中止して以来。環太平洋連携協定(TPP)への参加を見送ったほか、同盟国に関税を課し中国との外交・経済的対立を深めるトランプ大統領の下で、アジアと米国の溝は深まっている。

  アジア諸国の疑念を払拭(ふっしょく)するためには、ペンス副大統領が何らかの強い発表を行う必要があるだろうと、オルブライト・ストーンブリッジ・グループ(ワシントン)の東アジア・太平洋担当ディレクターのアンソニー・ネルソン氏は話す。

  「トランプ氏が出席を約束しなかったことへの失望があった。ペンス氏は適切な発言を試みることはできるが、具体的に提案できることはなく、政権の考えについて誰もが知っていることが影を落とさないと考えるのは難しい」と同氏は述べた。

  トランプ政権高官によると、ペンス副大統領は1週間にわたる歴訪中に大統領の全面的な支持を受け、複数の新たなイニシアチブを発表する計画。その中には、デジタル経済やエネルギー、インフラに関する2国間や3カ国間、さらに大きなイニシアチブが含まれると、同当局者は匿名を条件に明らかにした。

  ペンス副大統領は今回の歴訪中、日本の安倍晋三首相と13日に会談して記者会見を行うほか、シンガポール、インド、オーストラリア、パプアニューギニアの首相と会談する予定。また、中国政府当局者と会うかどうかも注目されている。

原題:Trump’s Absence at Asia Summits Is Not a Snub, Pence Says(抜粋)

(ペンス副大統領の日程やトランプ政権高官の話を追加して更新します。.)
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