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FRB、ストレステスト要件緩和計画の概要を公表-実施は再来年以降

  • 検討中の要件緩和についてクオールズ副議長が講演で説明
  • 新たな「ストレス資本バッファー」は19年に始まらないとも言及

トランプ米大統領に任命された金融当局者がストレステスト(健全性審査)の要件を緩和するまで、ウォール街の金融機関はもう少し長く待たなくてはならないようだ。しかし、辛抱強く待つ見返りに業界の期待以上の譲歩を得られるかもしれない。

Fed Governor Randal Quarles Testifies To Senate Banking Committee

FRBのクオールズ副議長

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  米連邦準備制度理事会(FRB)のクオールズ副議長(金融規制担当)は9日、ワシントンのブルッキングズ研究所のイベントで講演し、予定している年次ストレステストの大幅な修正について、少なくとも2020年までは実施されることはないと述べた。

  その一方で、金融機関を長い間悩ませてきた3つの問題点が修正対象となる可能性を明らかにした。配当および自社株買い計画が公に否定され得ること、審査過程の透明性欠如、評価の定性的といわれる部分で不合格になることに伴うマイナスイメージといったものだ。当局がこれら問題に対処することはウォール街にとって朗報だ。

  FRBは4月、リスクベースの資本規制をストレステストと連動させることを提案した。各行の審査成績に基づく新たな「ストレス資本バッファー」の導入で、メガバンクが資本増強を迫られる一方で、それ以外の銀行は資本クッションを減らせる見通しだ。

  クオールズ副議長はこの日の講演で、メガバンクの資本要件に関するルール修正について、完了時期はFRBが予想していた19年より後ろにずれ込む見通しだと説明。ただ提案の一部は来年中に前進する可能性もあるとした。

  同副議長は今週の上下両院の公聴会に出席し、FRBの規制の取り組みについて最新情報を報告する予定。

原題:Fed Unveils Plans to Reduce Stress of Wall Street’s Stress Tests(抜粋)

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