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メイ英首相のEU離脱案に反対論強まる-議会承認に暗雲

  • 保守党の離脱支持者と北アイルランドの政党が共同で反対意見表明
  • ジョー・ジョンソン下院議員の9日の閣僚辞任も首相に打撃

メイ英首相は今週も、英国の欧州連合(EU)離脱に向けた自らのプランを堅持すべく闘うことになりそうだ。

  主な争点は、来年3月の英EU離脱の後に、アイルランド国境の検査を回避するためにメイ首相が提示する保証が英国をEUルールに無期限に拘束するかどうかだ。

  反対の声は各方面から高まっており、メイ首相のプランが議会を通過できるかどうか疑念が浮上している。与党保守党は議会では過半数議席を持たず、党内でも意見が割れている。

  親EU派議員は同プランを世界最悪の事態だと受け止めており、9日には「隷属か混迷」の二者択一を迫る案だと批判したジョー・ジョンソン下院議員が運輸担当閣外相を辞任。2回目の国民投票の実施を要求した。一方、EU離脱支持派は英国が新たな通商合意をまとめられるよう明確なEU離脱を求めており、北アイルランド出身議員らは、同地域が最終的に英国と異なる扱いを受けることになりかねないと懸念している。

U.K. PM Theresa May To Set Out Brexit Options To Divided Team

メイ英首相

撮影:Chris Ratcliffe / Bloomberg

  英政府とEUが離脱交渉で最終合意に徐々に近づいていることを示唆する中、保守党のEU離脱支持者と、議会で同党を支える北アイルランドの民主統一党(DUP)は11日、メイ首相がEUと交渉している案について閣議に承認を説得しても、拒否する考えを表明。保守党の元離脱担当次官のスティーブ・ベイカー氏と、DUPの英EU離脱担当スポークスマンのサミー・ウィルソン氏は同日のサンデー・テレグラフ紙への寄稿で、「政府が独立した英国全体よりもEUの理解を得ることを優先するという歴史的な間違いを犯せば、残念ながらわれわれは同案に反対票を投じざるを得ない」と指摘した。

原題:May Fighting to Keep Brexit Proposal Alive as Opposition Mounts(抜粋)

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