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債券は小幅高、米長期金利低下が支え-超長期ゾーンの需給懸念は重し

更新日時
  • 先物中心限月は150円75銭で引け、前週末比6銭高
  • 明日の30年入札、翌日オペなしの影響を見極める必要-SMBC日興

債券相場は小幅高。前週末に米国の長期金利が低下した流れを引き継ぎ買い優勢の展開となった。一方、明日に予定されている30年債入札の翌日には同年限を対象にした日本銀行の買い入れオペが予定されておらず、超長期ゾーンの需要不足が警戒され上値を限定したもようだ。

  この日の長期国債先物市場の中心限月12月物は前週末比6銭高の150円75銭で取引を開始。一時は150円76銭まで水準を切り上げたが、日経平均株価がプラス圏に浮上して推移すると、伸び悩む展開となり、結局は150円75銭と、寄り付きと同水準で引けた。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「米金利の低下などを受けて円債は買いが先行したものの、その後は取引材料に乏しい展開になった」と指摘。「明日以降の利付国債入札で、翌日にオペが入らなくなる影響がどのようなものか見極める必要がある。来月の30年債入札までの供給とオペ日程を勘案すると、需給は緩む方向になる可能性がある」と話した。

先物中心限月の推移

  前週末の米株式市場では主要3指数がそろって下落。決算不調を手掛かりにテクノロジー株が売られた。一方、米国債相場は大幅高となり、10年債の利回りは前日比6ベーシスポイント(bp)低い3.18%程度で引けた。

日銀オペ

  日銀はこの日、残存期間5年超10年以下を対象に国債買い入れオペを実施。買い入れ額は4500億円に据え置かれた。応札倍率は2.91倍と前回の2.44倍を上回った。また、10年物価連動国債も250億円買い入れた。

  SMBC日興の竹山氏は、5-10年オペの結果はニュートラルだったとし、前回を上回る応札倍率については「30年入札の影響を気にして、無理のない範囲で売っておこうという動きの可能性がある」と話した。

過去の日銀オペの結果はこちらをご覧下さい。

  財務省が明日実施する30年利付国債の価格競争入札をめぐっては、日銀によるオペ日程調整後で最初の入札となるため、需給動向への影響が注目されている。

新発国債利回り(午後3時時点)

前週末比
2年債不成立 --
5年債-0.085%横ばい
10年債不成立 --
20年債0.655%-0.5bp
30年債0.880%-0.5bp
40年債不成立 --
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