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米中外交・安保対話、両国の立場の隔たり浮き彫り-首脳会談前に

  • ポンペオ米国務長官:南シナ海の軍事拠点化中止で圧力かけた
  • 中国側の楊潔篪氏:米国は内政干渉を行うべきではない

米中両国の閣僚による外交・安全保障対話が9日、ワシントンで開かれた。アルゼンチンでの今月末からの20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて開かれる米中首脳会談を数週間後に控える中でも、両国の立場の隔たりが浮き彫りになった。

  ポンペオ米国務長官は国務省での共同記者会見で、自分は「両国間の大きな違いを率直に取り上げた」と述べる一方、世界の2大経済大国である両国の協調が引き続き不可欠だと強調した。

ポイント

  • ポンペオ長官は、米国がイラン制裁を再発動させた現在、米政府は中国と共にイラン産原油の輸入削減に取り組みたいと考えていると発言。中国側の楊潔篪・共産党政治局委員は、イラン核合意の順守が必要との従来の見解を繰り返した
  • ポンペオ長官は今回の米中対話は「素晴らしく建設的な話し合い」だったとする一方で、南シナ海の軍事拠点化を中止するよう中国側に圧力をかけたほか、中国のイスラム教徒弾圧に懸念を表明したとも述べた
  • 楊氏は、米国は中国への内政干渉を行うべきではないと警告。中国は民間人保護のため南シナ海の安全保障インフラを必要としており、「外部からの脅し」には対応すると発言
  • マティス米国防長官は両国軍の間で衝突回避と危機対応のための通信ネットワークを構築することで合意したと発言。中国の魏鳳和国防相は、年末までに両国が海洋捜索・救助の合同軍事演習を行うと述べた
  • 魏国防相は、「幾つかの問題があるものの」、2国間の軍事関係は前進していると語った

 

原題:U.S.-China Talks Highlight Deep Divide Before Trump-Xi Meeting(抜粋)

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