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11月9日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:円など安全通貨高い、株価下落で-ドルは4週続伸

  9日のニューヨーク外国為替市場では、安全通貨が主要10通貨に対して上昇。中国の成長減速や原油価格の下落、企業利益を巡る懸念から株式相場が大きく下げたことが手掛かり。一方、英国の欧州連合(EU)離脱に対する楽観が後退し、ポンドは下落した。

  この日は円とスイス・フランが幅広く上昇。一方で原油相場の影響を受けやすい通貨は値下がりした。ブルームバーグのドル指数は上昇し、週間ベースでは4週続伸と、今年半ば以来の長期連続高となった。

  ニューヨーク原油市場では、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が過去最長となる10営業日続落となり、今年の上げを全て失った。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。円は対ドルで0.2%上げて1ドル=113円83銭。ユーロは対ドルで0.2%下げて1ユーロ=1.1336ドル。ポンドは対ドルで0.7%安の1ポンド=1.2972ドル。
ポンドは英国のEU離脱を巡る不透明感が重しとなった。ジョー・ジョンソン英運輸相の辞任が嫌気された。

  イタリアのトリア財務相は、同国の予算を巡る欧州連合(EU)の懸念には根拠がないと指摘。イタリア国債は下げた。

欧州時間の取引

  欧州時間もドルは堅調。米金融当局が前日に漸進的な利上げの継続方針を示したことが背景にある。一方で株価の下落から高ベータ通貨には下押し圧力がかかった。
原題:Dollar Posts Fourth Weekly Gain as Equities Dip: Inside G-10(抜粋)
Dollar Up a 4th Week as Fed Policy Meets Risk-Off: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株下落、ハイテク売られる-国債は高い

  9日の米株式市場では主要3指数が下落。決算不調を手掛かりにテクノロジー株が再び売られた。株安を背景に米国債は大幅高。原油は史上最長の10営業日続落となった。

  • 米国株は主要3指数が下落、大型ハイテク銘柄がきつい下げ
  • 米国債は大幅高、10年債利回り3.18%に低下
  • NY原油は史上最長の10日続落、週末のOPEC会合に注目
  • NY金は続落、米PPI上昇で利上げ継続観測強まる

  大型ハイテク銘柄が特に大きく下げ、ナスダック100指数を押し下げたほか、S&P500種株価指数の週間ベースの上げ幅が縮小した。半導体メーカーのスカイワークス・ソリューションズは、スマートフォン需要の減速を示唆する決算が嫌気されて下落。原油相場の続落で小型エネルギー銘柄も大きく下げた。一方、ウォルト・ディズニーは好決算を受けて上昇し、ダウ工業株30種平均の下げを限定した。

  S&P500種は前日比0.9%下げて2781.01。ダウ平均は201.92ドル(0.8%)下落し25989.30ドル、ナスダック総合指数は1.7%安。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し3.18%。

  ニューヨーク原油先物相場は史上最長の10営業日続落。年初来の上げを全て失った。石油輸出国機構(OPEC)の閣僚が週末アブダビで来年に生産を削減する可能性を協議すると報じられたことから、注目されている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限の終値は、48セント(0.8%)安の1バレル=60.19ドル。ロンドンICEの北海ブレント1月限は70.18ドルで終了。

  ニューヨーク金先物相場は続落。10月の米生産者物価指数(PPI)が2012年以来の大幅上昇となったことから、下げ幅が拡大した。ドルの上昇も重しとなった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.35%安の1オンス=1208.60ドルで終了した。

  投資家は景気がピークをつけた可能性を示すあらゆる兆候に注目している。原油安の主な理由は需要減ではなく供給の急増だというのが大方の見方だが、この日は中国から懸念材料が幾つか出た。10月の生産者物価指標や自動車販売台数が弱かったほか、オンライン旅行代理店、携程旅行網(Cトリップ・ドット・コム)の業績見通しが市場予想を下回り、中国経済を巡る根強い懸念が表面化した。
原題:U.S. Stocks Sink on Tech Rout; Treasuries Advance: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Hold Gains as Stocks Slide; 10-Year Options in Demand
Oil Falls 10th Day, Longest Losing Streak Ever as OPEC Gathers
*ICE BRENT CRUDE JAN. FUTURES SETTLE AT $70.18/BBL
PRECIOUS: Gold Spirals Lower as Inflation Data Boosts Fed’s Case

◎欧州債:英国債上昇、離脱巡り閣僚辞任-イタリア債ほぼ変わらず

  9日の欧州債市場はイタリア債が下げを埋めた。ドイツ債は上昇。英国債は閣僚の辞任が明らかになると大幅上昇となった。

  • イタリア債は株価の下げ幅縮小に連れて下げ渋り、ほぼ変わらずで取引を終了
  • 英国債のパフォーマンスはドイツ債を上回った。ボリス・ジョンソン前英外相の実弟、ジョー・ジョンソン運輸相が辞任した。ジョンソン氏は英国のEU離脱案について「これはまったく許容不可能で、持続できない」と述べた
  • ドイツ10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて0.41%、フランス10年債利回りは3bp下げて0.79%、イタリア10年債利回りはほぼ変わらずの3.40%だった
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Steady, Bunds Gain; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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