PIMCO:債券不況はどこ吹く風、第3四半期に100億ユーロ流入

  • アリアンツ・グローバル・インベスターズへも資金が流入
  • 親会社アリアンツの保有資産額は初めて2兆ユーロを突破

債券大不況がすでに始まった可能性があるが、これまでのところ投資会社パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)にとってはどこ吹く風だ。

  米国債は2年間にわたり売りを浴び、利回りは2倍以上に上昇した。その状況の中で債券運用大手のPIMCOには今年第3四半期に約100億ユーロ(約1兆2900億円)の資金が流入。流出した第2四半期の3カ月から反転した。アリアンツ・グローバル・インベスターズ(AGI)へも50億ユーロが流入。PIMCOとAGIへの資金流入や相場上昇と合わせ、親会社の独アリアンツが保有する資産は初めて2兆ユーロを突破した。

  PIMCOは債券市場の低迷に備え、代替資産投資やより長期のロックアップ期間を設けた高手数料のプライベートファンドを進めてきた。同社は最近、大型投資家を重点的に対応するため、米ブラックストーン・グループの元幹部ジョン・スタジンスキ氏を起用した。さらに先月は富裕層向けの地方債資産運用を手掛けるガーティン・ミュニシパル・ボンド・マネジメント(運用資産約120億ドル)の買収を発表した。

  アリアンツのジュリオ・タザリオル最高財務責任者(CFO)はブルームバーグTVのインタビューで、「当社はもちろん、PIMCOのパフォーマンスだけでなくAGIにも満足している」と発言。アリアンツは純粋な株や債券以外の資産クラスを拡充すべくPIMCOとAGIの両社で「ボルトオン(既存事業の補完的)買収」を継続していくと述べた。

原題:Pimco Shrugs Off Bond Market Carnage With $11 Billion Inflow (2)(抜粋)

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