Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株下落、ハイテク売られる-国債は高い

更新日時
  • 小型エネルギー銘柄や半導体のスカイワークスが大幅安
  • 原油は史上最長の10営業日続落、週末にOPEC会合控え
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

9日の米株式市場では主要3指数が下落。決算不調を手掛かりにテクノロジー株が再び売られた。株安を背景に米国債は大幅高。原油は史上最長の10営業日続落となった。

  • 米国株は主要3指数が下落、大型ハイテク銘柄がきつい下げ
  • 米国債は大幅高、10年債利回り3.18%に低下
  • NY原油は史上最長の10日続落、週末のOPEC会合に注目
  • NY金は続落、米PPI上昇で利上げ継続観測強まる

  大型ハイテク銘柄が特に大きく下げ、ナスダック100指数を押し下げたほか、S&P500種株価指数の週間ベースの上げ幅が縮小した。半導体メーカーのスカイワークス・ソリューションズは、スマートフォン需要の減速を示唆する決算が嫌気されて下落。原油相場の続落で小型エネルギー銘柄も大きく下げた。一方、ウォルト・ディズニーは好決算を受けて上昇し、ダウ工業株30種平均の下げを限定した。

  S&P500種は前日比0.9%下げて2781.01。ダウ平均は201.92ドル(0.8%)下落し25989.30ドル、ナスダック総合指数は1.7%安。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し3.18%。

  ニューヨーク原油先物相場は史上最長の10営業日続落。年初来の上げを全て失った。石油輸出国機構(OPEC)の閣僚が週末アブダビで来年に生産を削減する可能性を協議すると報じられたことから、注目されている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限の終値は、48セント(0.8%)安の1バレル=60.19ドル。ロンドンICEの北海ブレント1月限は70.18ドルで終了。

  ニューヨーク金先物相場は続落。10月の米生産者物価指数(PPI)が2012年以来の大幅上昇となったことから、下げ幅が拡大した。ドルの上昇も重しとなった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.35%安の1オンス=1208.60ドルで終了した。

  投資家は景気がピークをつけた可能性を示すあらゆる兆候に注目している。原油安の主な理由は需要減ではなく供給の急増だというのが大方の見方だが、この日は中国から懸念材料が幾つか出た。10月の生産者物価指標や自動車販売台数が弱かったほか、オンライン旅行代理店、携程旅行網(Cトリップ・ドット・コム)の業績見通しが市場予想を下回り、中国経済を巡る根強い懸念が表面化した。

原題:U.S. Stocks Sink on Tech Rout; Treasuries Advance: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Hold Gains as Stocks Slide; 10-Year Options in Demand
Oil Falls 10th Day, Longest Losing Streak Ever as OPEC Gathers
*ICE BRENT CRUDE JAN. FUTURES SETTLE AT $70.18/BBL
PRECIOUS: Gold Spirals Lower as Inflation Data Boosts Fed’s Case

(第6段落を追加し、更新します.)
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